劇場公開日 1999年10月30日

「ホラーを超えた良作」シックス・センス だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ホラーを超えた良作

2023年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

ホラージャンルを超えた、面白い展開でよくできたストーリー。

幽霊が見える少年と彼をサポートする小児精神科医が体験する不思議な世界が描かれており、少年が持っている“第六感”とどう向き合って生ききればいいのかという観点で作られております。

冒頭から「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」という前置きがあり、期待感高まり自らりハードルを上げていますが、私は見事にひっかかりました。

ぇぇええ~そうだったのかぁ!
の瞬間、今まで見てきたすべてがいろいろつながってきます。

演技もすばらしいです。ブルース・ウィリスはもちろんのことですが、少年オスメント君が大人顔負けの素晴らしい演技力。幽霊が見えてしまう、絶望的な悩みをもっている少年を見事に演じきっております。その年のアカデミー助演男優賞にノミネートですが納得です。

ホラージャンルですが、怖さの要素はまったくなし。むしろ最後は悲しみさえ覚えました。ホラー嫌いな人でも楽に見れるのではないでしょうか。

追伸
結末を知っててみても更に奥深く観れ楽しめた。一つ一つの意味が噛み締めれる。より悲しみを味わえました。

だいふく