地獄のモーテル

劇場公開日:

解説

カリフォルニアのとあるリゾート地を舞台に、風変りな中年兄妹が経営するモーテルでの想像を絶する猟奇殺人を描く恐怖映画。製作総指揮はハーブ・ジャッフェ、製作・脚本はハーブの息子たちであるロバートとスティーヴン・チャールズのジャッフェ兄弟、監督は「地底王国」のケヴィン・コナー、撮影はトーマス・デル・ルース、音楽はランス・ルービン、編集はバーナード・グリブル、美術はジョセフ・M・アルタドンナが各々担当。出演はロリー・カルホーン、ポール・リンク、ナンシー・パーソンズ、ニーナ・アクセルロッド、ウルフマン・ジャック、エレーン・ジョイス、E・ハンプトン・ビーグルなど。

1980年製作/アメリカ
原題:Motel Hell
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1980年11月1日

ストーリー

カリフォルニア州グレンビルヘ入る国道から数マイルの緑拡がる丘に奇妙なモーテルがあった。その名を“MOTEL HELLO”。しかし、ネオンは最後のO部分だけ故障で照らし出されず、“地獄のモーテル”と読める。経営者はビンセント・スミス(ロリー・カルホーン)とアイダ(ナンシー・パーソンズ)の兄妹。モーテルはあまり賑わっていないが、自家製のソーセージの製造・販売を営み、気楽に暮している。ある日、ビンセントは、国道でオートバイ事故にあい重傷を負った若い娘テリー(ニーナ・アクセルロッド)を助け、モーテルに運んだ。兄妹は手厚く看病し、テリーはみるみる回復していぃた。数日後、少年時代に家を飛び出し今は都の副保安官に出世したスミス一家の末弟ブルース(ポール・リンク)がやって来た。彼はテリーを一目見て好意以上のものを持つ。翌日、州の食肉検査官アンダーソン(E・ハンプトン・ビーグル)が定期的な肉質検査のため、このモーテルにやって来た。ビンセントの態度に不審を抱いたアンダーソンは、夜半そっと彼の農園を探り歩き、そこで、形容しがたい異様な唸り声を聞いた。そして彼が見たものは地面に胴体を埋められ、喉をかき切られた男の必死にもがく姿だった。しかしその瞬間、アンダーソンは何者かに一撃されその場に倒れた。その頃、このモーテル沿いの国道を通りかかった人間が次々に謎の失踪を遂げていた。一方、テリーは順調に回復したが、ブルースの関心もむなしく、彼女はビンセントに想いを寄せていた。とまどうビンセントだったが、テリーの積極さに押されて遂に結婚にまで進展していった。そのことを町のビリー牧師(ウルフマン・ジャック)から聞いたブルースはテリーの身に何かが起こると直感し、モーテル・ハローに急行した。その頃、湖の底から、例の失踪者のものと思える車が次々に発見されていた。ちょうどその頃、テリーは、アイダによって恐ろしい事実を知ることになる。それは兄妹が製造しているソーセージ工場内のおぞましい事実だ。実は、そこで作られるソーセージは、失踪している人々の肉を使っていたのだ。しかも、食べごろになるまで菜園でえさを与えられ、ソーセージに使った以外の肉体は工場に無残にころがっていた。ビンセントをなじるテリー。遂にはテリーをも殺すことにしたビンセントは、しかし、駈けつけたブルースと対決することになる。多くの人々の首をビンセントが手がけた刃で、自らがブルースの手にかかって死ぬのであった。そして妹のアイダは、菜園から必死につたい入って来た人々に逆に襲われるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0レイドバックなブラック・コメディ

2009年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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桑畑真珠郎
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