三人の狙撃者

劇場公開日:

解説

「十二哩の暗礁の下に」のロバート・バスラーが製作するスリラー映画。「マラガ」のリチャード・セイルの脚本より「対決」のルイス・アレンが監督した。撮影は「夜の人々(1949)」のチャールズ・G・クラーク。「地上より永遠に」のフランク・シナトラ、「大砂塵」のスターリング・ヘイドン、「女性よ永遠に」のジェームズ・グリースン、「剣豪ダルタニアン」のナンシー・ゲイツ、キム・チャーニー、ポール・フリーズらが出演する。

1954年製作/アメリカ
原題:Suddenly!
配給:UA=松竹
劇場公開日:1955年1月15日

ストーリー

第二次大戦で大手柄を立てたジョン・バロン(フランク・シナトラ)は、復員後戦争の経験を生かして、銃を持って殺人商売を始めた。銃を持たねば取り柄ない無名の男だが、一度銃を持って勲章を授けられる程の非凡さを発揮した。彼は復員後も非凡でありたいと思ったのだ。そのジョンに大仕事が舞いこんだ。彼は報酬50万ドルで大統領暗殺を請け負った。ある日曜の午後、ジョンはバートとベニーの2人の子分を連れてサドンリーという小さな町に来た。数日間の休暇をとった大統領が魚釣りを楽しむために、数時間後この町へやってくることになっていた。ジョン一味は丘の傍らの1軒家に目をつけ、ここから大統領を狙撃することにした。ジョンたちは老人ポップ、寡婦の嫁エレン(ナンシー・ゲイツ)、8つの息子ピッジの3人家族を脅迫して家を占拠した。町の保安官と大統領付きの秘密警察部員が警戒にやって来たが、警察部員は殺され、保安官は捕虜になった。列車到着があと1時間余に迫ったとき、ジョンはベニーを駅へ偵察に出した。ベニーは、だが、保安官の部下に疑われ、それをピストルで撃ち殺したが、彼も秘密警察部員に射殺された。家では、保安官や運悪く来合わせて人質になったテレビの修繕屋などがジョンを説いて暗殺を思いとどまらせようとしたが、そんなことで心をひるがえすジョンではなかった。いよいよ到着の時間が来た。列車が駅に入って来た。ジョンは狙いを定めた。

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