劇場公開日 1996年3月16日

「サイコパス・サスペンス」コピーキャット bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5サイコパス・サスペンス

2022年3月13日
iPhoneアプリから投稿

これまでのサイコパス殺人事件をコピーして、殺人を繰り返す事件が発生。その犯人のターゲットとなる心理学者との息詰まるサスペンス。

心理学者を演じるのが、エイリアンで一躍トップスターに躍り出て以来、一線で君臨し続けているシガニー・ウィバー。彼女ほど、危機一髪の状況が、リアルに似合う女優はいないかも…(笑)本作でも、鼻血を流しながらサイコパスと対峙し、正に危機の連続。

サイコパスというのは、常識には疎いが、なかなか頭の回転も良く、尻尾を掴ませないで、警察の捜査を撹乱する事が多い。トイレで彼女を襲い、女刑事が辿り着いたシーンは、よくあるパターンだが、騙された(笑)

また、シガニーの赤い服が、白いトイレの中で際立ち、血液とのイメージも加わり、色彩的な恐怖を演出していた。

しかし、その上を行く、シガニーがとった最後の行動は、予想外だった。サイコパス・サスペンスとしては、よく練られた作品だと思うが、もう少し、犯人像を最後まで隠しておきたかったかな。

bunmei21