劇場公開日 1990年3月9日

「ロートン、「情婦」名演技前の唯一の監督作品」狩人の夜 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ロートン、「情婦」名演技前の唯一の監督作品

2021年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

久々に退屈な映画を観た。
何の盛り上がりも無い、平板な作品だ。

チャールズ・ロートンは素晴らしい俳優で、
ビリー・ワイルダーの「情婦」の名演技
は忘れられない。

しかし、監督として携わったこの作品は、
構成の悪さは元より、
説明不足と不自然さが満載の印象だ。
彼が監督業にはとんと才能が無いことを
如実に証明してくれた作品
といってよいだろう。

監督としての映画活動をこの一本で終えた
ことは、彼の選択だったのか、
強いられた結果だったのかは分からないが、
この映画の次の名演技作品が「情婦」だった
と考えると、正しい判断だったな、
と思わせてくれる作品だ。

KENZO一級建築士事務所