劇場公開日 1952年9月4日

「無教養なら、古き善きアメリカの南北戦争を舞台にした女性の自立を描いた、となり、教養があれば、現在に繋がる人種差別の当時の状況が学べる教材となる、問題なのは観る側の教養の問題」風と共に去りぬ 全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0無教養なら、古き善きアメリカの南北戦争を舞台にした女性の自立を描いた、となり、教養があれば、現在に繋がる人種差別の当時の状況が学べる教材となる、問題なのは観る側の教養の問題

1861年、黒人奴隷、白人至上主義、KKK、一代で築いた大農場主の娘、貴族趣味の憧れから豪華な暮らし、そんな南部階級社会を北軍が侵攻破壊、政策的には黒人解放となるも差別的な分離制度は1964年の公民権法まで改善されず、その後も有色人種差別は解消されず現在も。
日本にも多大な影響が、
1853年黒船来航、暴力的恫喝によりその後不平等条約を結ばされる、白人至上主義に根差した帝国主義の横暴と侵略に明治維新と富国強兵策に転換。
1867年、南北戦争で余った兵器を戊辰戦争で高く売り付けられる。
1931年満州事変、中国の利権を巡って対立が徐々に深まっていく。
1941年開戦
1945年降伏、占領、アメリカによって明治維新以来の欧米列強の帝国主義の模倣を停止し、アメリカによるアメリカ式自由民主主義資本制度の模倣を開始。
こうして観ると173年の間にアメリカの表向きの解放帝国主義に維新富国強兵、自由民主資本主義に敗戦改革と影響を常に受けている。
現在も形を変えて有色人種に対する差別は解消されず、
北米、ヨーロッパで、チンチャンチョン、吊目、サッカーサポーターによる人種差別、枚挙に枚挙に暇がない、
1861年の不適切なアメリカ社会を確認できる教本と言える。

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全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。