オスカー(1991)

劇場公開日:

解説

顔役でならしたギヤングの親分が、父親の遺言によって堅気にもどろうと悪戦苦闘するドタバタを描くコメディ。製作総指揮はアレックス・ポンティとジョゼフ・S・ヴェッキオ、製作はレスリー・ベルツバーグ、監督は「星の王子ニューヨークヘ行く」のジョン・ランディス、脚本はマイケル・バリーとジム・マルホランド、撮影は「ザ・デプス」のマック・アールバーグ、音楽は「大逆転(1983)」のエルマー・バーンスタインが担当。出演はシルヴェスター・スタローン、オルネラ・ムーティー、マリサ・トメイほか。

1991年製作/アメリカ
原題:Oscar
配給:タッチストーン=ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1991年7月5日

ストーリー

1931年のシカゴ。アンジェロ・プロボローネ(シルヴェスター・スタローン)は、スナップスのニックネームで知られた、羽振りのいいギャングの親分。「父危篤」の知らせを聞き、子分たちと家にとんでいったスナップスに、父エドアルド(カーク・ダグラス)は「堅気になれ、堅気になってプロボローネの家名を立て直せ!」と遺言を残し息絶えた。それから1カ月、スナップスの悪名クリーン作戦がスタートしたが、組の片腕アルド(ピーター・リーガート)、用心棒コニー(チャズ・パルミンテリ)らはやたらと親分を連発し市民生活にはミスマッチ、警察も監視の目をゆるめず、敵対する組織も抗争の機会を伺っている。そんな時、アンソニー・ロッサノ(ヴィンセント・スパーノ)という若い公認会計士が、スナップスの娘リサと結婚させてほしいと突然やって来るが、驚いたスナップスは「娘が欲しければ全財産を差し出せ」と彼を追い返す。そこへ今度はテレサ(エリザベス・バロンド)という娘がやってきて、父親になって欲しいという。聞けば、アンソニーと結婚するために思わずスナップスを父だと偽ったというのだ。アンンニーの相手はリサでないと安心したスナップスは、アンソニーがクライアントの金をちょろまかして手に入れたという宝石のつまった黒鞄を、そ知らぬ顔でうけとった。ところがクビにされたメイドのノラが、邸を出るときに自分の下着入りの鞄と宝石の入った鞄をまちがえてしまい、慌てたスナップスはノラを呼び戻すが、既に鞄は何者かによってすりかえられ、中はやっぱリノラの下着。騒動の中、テレサの母親が現われスナップスは仰天、何と彼女は昔の浮気相手で、テレサはスナップスの実の娘だったのだ。そうこうするうち、こんどはスナップスにお行儀のよい言葉つかいを指導していた言語学者プール(ティム・カリー)が、娘リサと駆け落ち。そこヘライバルのマフィア組織も入り乱れ、もうスナッブスのまわりはてんやわんや。しかしようやく事件は落着し、アンンニーとテレサ、プールとリサという、幸福なカップルと、無事戻ってきた宝石の鞄を前に、何とか事態は収まるところに収まったのだった。

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映画レビュー

2.0スタローンのコメディ

2021年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ミニー・ザ・ムーチョとかを聞かねばならんのだよなぁ。シュワちゃんが『ツインズ』というコメディに挑戦したことで、対抗意識を燃やしたスタちゃん。プール博士のR発音がすごい。真似できない・・・ 銀行家になるとかいう設定はどこかにすっ飛んでしまし、娘の結婚や、もう一人の娘の結婚など、わけのわからないことに。

 しかし、タイトルにあるオスカーって誰なんだ?と、元運転手としか会話に出てこなかった。リーサ(トメイ)が好きな相手、くびにしたというだけ・・・やはり、最後に出てきた(笑)。カーク・ダグラスが最初のワンシーンだけという贅沢な使い方もすげぇ。

 何が悪いって、スタローンに合わせたのか、みんな演技が学芸会並みの平坦な演技。それにほとんどスタローンの家だけで繰り広げられる舞台劇っぽい内容。宝石と、5万ドルのカバンがさっぱりわからないことだろうか。

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kossy
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