駅馬車(1939)

劇場公開日:

解説

アメリカ映画界に燦然と名を刻む巨匠ジョン・フォード監督が残した傑作群の中でも、最高傑作と名高い西部劇の金字塔。1880年代のアメリカ西部、アリゾナからニューメキシコへと走る駅馬車を舞台に、先住民の襲撃や無法者との決闘などドラマチックなエピソードを盛り込みながら、駅馬車に乗った人々が織りなす人間模様を描き出した。主演を務めたジョン・ウェインは、本作で地位を確立。以降、アメリカ映画界を代表するスター俳優として活躍する。1939年・第12回アカデミー賞では、作品賞ほか7部門にノミネートされ、助演男優賞と作曲賞を受賞。同年の作品賞は「風と共に去りぬ」だったが、双方に出演しているトーマス・ミッチェルは、本作の酔いどれ医師ブーン役で助演男優賞を受賞している。ジョン・フォード監督生誕120周年を記念した2014年、デジタルリマスター版でリバイバル。

1939年製作/99分/アメリカ
原題:Stagecoach
配給:マーメイドフィルム
劇場公開日:2014年9月27日

その他の公開日:1940年6月19日(日本初公開)、1973年4月

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.01939年のマッドマックス怒りのデスロード

2024年3月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

圧巻の逃げる馬車vs騎馬軍団のアクションは2024年に見てもとんでもないアクションの連続で度肝を抜かれました。
荒々しい馬たちの美しさを十分に堪能しました。

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あした

0.5この作品に賞を授けるなら、アカデミースタント賞たろうね。

2023年7月21日
スマートフォンから投稿
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マサシ

5.0「駅馬車」の前に「駅馬車」なく、「駅馬車」の後に「駅馬車」なし‼️

2023年5月31日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

興奮

もうかれこれ30年くらいずーっと考えてます。「駅馬車」と「荒野の決闘」、どっちが上だろう?というかどっちが好きなんだろう?西部劇の双璧であることは間違いないけど、果たしてどっちが上だろう?西部劇として、ジョン・フォード監督作品として、映画として・・・9人の乗客を乗せた駅馬車がアリゾナからニューメキシコまでひた走る。乗客はアル中の医者、騎兵隊の夫を訪ねる若妻、復讐の鬼と化した脱獄囚リンゴ、若妻に想いを寄せる賭博師、リンゴを追う保安官、臆病な酒商人、町を追放された商売女ダラス、公金横領の銀行家、そして気の小さな御者。それぞれに事情を抱える9人が、若妻の出産、インディアンの襲撃で力を合わせ、リンゴは3人の無法者と対決、保安官に見送られながら愛するダラスと共に旅立つ・・・9人の乗客それぞれのドラマで魅せながら、後半の凄まじいアクションで大興奮させてくれる‼️まさに映画の教科書‼️インディアン襲撃のシーンの駅馬車から馬へジャンプする命がけのスタントアクションなんか今見ても絶対出来ないと思うし、若きジョン・ウェインもカッコいい(ショットガンを回転させながら装填したり、ランプで煙草の火をつけたり)‼️ジョン・フォードを敬愛する黒澤明監督が「七人の侍」を製作する際に発したコメント "人間を描く手を緩めずに、壮大な活劇を撮りたい " はこの「駅馬車」という作品の事が頭にあったのではないでしょうか。やっぱり「駅馬車」だな、今の気分としては・・・

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活動写真愛好家

4.0【曰く有り気な人々を乗せた駅馬車の中での、人間関係を描いた作品。今作後の西部劇に多大なる影響を齎した作品でもある。】

2023年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

ー 先日、「フェイブスマンズ」を鑑賞し、ジョン・フォード監督作品を一切観ていない事に気付き鑑賞。-

■娼婦ダラスや飲んだくれの医者ブーンらを乗せた駅馬車が、アリゾナからニューメキシコへ向けて出発。その途上で、お尋ね者の脱獄囚リンゴオ・キッド(ジョン・ウェイン)も加わる。
 一行はさまざまな局面をくぐり抜けて不穏な道を進むが、ついにアパッチ族の総攻撃にさらされ…。

◆感想

・最初に書くが、今作が2023年に公開されていたら、”名作”とは呼ばれていないと思う。だが、ジョン・フォード監督が今作を公開したのは1939年である。

・だが、今作がその後の映画に対して与えた影響は、計り知れないとも思った作品である。
ー それは、駅馬車に乗り合わせた人々の濃密な関係性を短ショットで描き出す手法である。-

・気になるのは、先住民族のアパッチ族の描き方であるが、流石ジョン・フォード監督、絶対悪とは描いていないのである。

<駅馬車に乗った曰くある乗客たちのキャラ立ちも良く、面白く鑑賞した作品である。
 ”地平線は上か、下か・・。”フツーに真ん中ジャン‼と突込んだ作品でもある。>

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NOBU
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