「ブラックソックス事件」エイト・メン・アウト kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ブラックソックス事件

2018年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 第一次世界大戦も終わり、リーグ優勝して浮かれていたホワイトソックスの選手たち。しかしオーナーからのボーナスはシャンペンだけ・・・1人1万の報酬で7人、全て負ける約束だ。

 29勝したのに30勝の約束だったはずだと1万の報奨金をもらえなかったエディ(デヴィッド・ストラザーン)が渋い。

 「ブラックソックス事件」とまで言われた八百長事件。この2年前に優勝したホワイトソックスはそこから優勝からは遠のいているほど(2005年に86年ぶり優勝)。対戦相手はシンシナティ・レッズ。バック・ウィーバー(キューザック)は誘いに乗らず真面目にプレーするが、みんなが八百長を自主的に止めるのを待つという消極策。八百長に加わってない選手が頑張ったことと、約束の金が半分しか支払われてないこともあり、なんとか3勝4敗までこぎつけた(この年は9戦、先に5勝すれば優勝)。あっさりレッズが優勝してから事実確認の審議が始まる・・・

 バックは金も受け取ってないし、成績も残した。しかし十把ひとからげの弁護士によって、同罪とされる。裁判では無罪だが野球界から追放。彼はその後も名誉回復申請を続けたが一生かかっても果たせなかった。

 ドキュメンタリータッチではないが、そのまま史実を再現ドラマとしているので、いまいち盛り上がらないのが残念だ。

kossy