イヴの秘かな憂鬱

劇場公開日:

解説

エリート美女が苦悩や葛藤から自分探しの思索に向かう様を描いた女性映画。監督・脚本はこれがデビュー作となる女性監督スーザン・ストライトフェルド。製作は「スカーレット・レター」のミンディ・J・アフライム。製作総指揮はザルマン・キング、ジーナ・レズニック、レナ・ロンソン。共同脚本はジュリー・ヘバート。原作はフェミニズムの学者、ルイーズ・J・カプランの論文。撮影はテレサ・メディナ。音楽はデビー・ワイズマン。美術は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のミッシー・スチュワート。編集は「誘う女」のカーティス・クレイトン、そしてレオ・トロンベッタ。以上、スタッフのほとんどは女性。主演は「オルランド」のティルダ・スウィントン。共演は「アリゾナ・ドリーム」のポーリーナ・ポリスコワ、「フィールド・オブ・ドリームス」のエイミー・マディガン、「タイタニック」のフランシス・フィッシャー、「スターシップ・トゥルーパーズ」のクランシー・ブラウンほか。

1996年製作/114分/アメリカ
原題:Female Perversions
配給:パイオニアLDC
劇場公開日:1998年10月10日

ストーリー

美しく聡明な検事イヴ(ティルダ・スウィントン)。周囲の注目を一身に集める彼女だが、実は悪夢や幻覚に襲われる悩みがあった。新しい検事ラングリー(ポーリーナ・ポリスコワ)との衝突は、ますますその悩みに拍車をかける。イヴはこの苦痛から逃れるように、愛人ジョン(クランシー・ブラウン)や、美貌の女性医師ルネ(カレン・サイラス)との衝動的なセックスを繰り返していた。そんな時、田舎町に住む姉マデリン(エイミー・マディガン)が万引きで逮捕され、イヴは無実を主張する姉を助けに行くが、そこでは彼女の都会での名声は通用しなかった。再び都会へ戻ったイヴだが、何とラングリーにオフィスの部屋を占領されており、しかもジョンやルネからは無視され、行き場を失ってしまう。イヴは自らの体を傷つけ、姉に当たるが、そのうちに、姉が自分に対し幼い頃から嫉妬心があったことを知る。やがて自分のトラウマが、昔、母が父にいじめられていた光景にあると悟ったイヴは、メキシコの母系社会に生きるたくましい女性の写真に新たな生き方を求め、旅立って行くのだった。

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