劇場公開日 1995年7月22日

「「実話」を映画化する責任」アポロ13 ゼリグさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0「実話」を映画化する責任

2012年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

地球に帰れなくなった3人の宇宙飛行士と、周囲の関係者を描いた「実話に基づくドラマ」←ココ重要。

確かにすごい再現率みたいですね。ロケットの打ち上げシーンなんか、当時の関係者が本物と間違えたほどらしいじゃないですか。

はーい、せんせーしつもんでーす。

なんでうちゅうくうかんでおとがつたわるんですかー?

…もぉぉぉぉぉぉぉ―――――――――――――――――!!
もうちょっとじゃ―――――ん!!頑張れよぉぉぉぉ!!

誰もね、スターウォーズとかそんなアクション映画でこんなどうでもいいくだらないこと言ったりはしませんよ。

でもこれ現実じゃん!!エンタープライズ号での1エピソードとかじゃないじゃん!!

お前が撮りたいのはスペクタクルじゃなくて現実の恐ろしさだろうが!!

2001年宇宙の旅を見習え!

…ていうか漂流してる3人の孤独感をもっと出したいなら無音のほうが絶対いいと思うんですが…一流監督にダメ出しする俺カッケー(棒)

「実話」ってずるいですよね。面白かったら、こんな実話があったのか!ってなりますけど、たいした盛り上がりがないと、まあ実話だしねっ☆で終わるし。

実話を映画化するなら、ほぼ100%再現するつもりで、違うのは俳優の顔だけ、ぐらいの気持ちでやるべきだと思います。とくにドラマは。

普段「ジャンルにとらわれないのが好き」って言ってますが、この作品は別です。

伝えたいものが明確なだけに、なんかその「ブレた感じ」が気に入りませんでした。

ゼリグ