パッチギ!のレビュー・感想・評価
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差別を乗り越えて
青年のひたむきな恋心に胸を打たれた。日本人の男が在日朝鮮人の女に恋をする。真剣でひたむきな純粋さに青春時代の素朴な気持ちが蘇る。葬式のシーンで追い返されて自暴自棄になりギターを川に捨てる。その後ラジオで朝鮮の民謡を歌うシーンは泣ける。保身を捨て差別する上司に反発してでも自分の主張を押し通し歌のセッティングをするプロデューサーは格好いい。純粋にいいものはいいと差別や国籍を超えて認め合う多様性。ラジオで青年の歌を聞いて涙する在日朝鮮人の女。青年のひたむきさが伝わって良かった。国籍関係なく同調圧力に負けず同じ人間として認め合う姿は格好いいと思う。
違和感一杯感じましたけど
沢尻がまるでフランス人形みたいな姿なのに韓国人役なので、高校生の時から、全身が整形の役かよ、なんて、つっこんで観てたけど、この頃から、薬物中毒かよ、なんて、今、つっこんでるけど。
映画の内容は、制作者が、薬物中毒かよ、なんて、言いたくなるような、情けない内容です。
差別してしまう自分。そんな人に向けた映画
ハーフの子ってカワイイなぁとか
日韓問題気にすんなよとか
在日だからって差別なんかすんなよって思うけど
実際 目の前にしたら差別しそうな自分がいて、
この不安定な気持ちを、
フォークと喧嘩で吹っ飛ばしってくれてると思う。
そんな「パッチギ!」と
フォーククルセダーズの曲たちが好きだ!
オダギリジョー - 悲しくてやりきれない
youtu.be/eoUgRgguQMI
在日社会ってこうなのね
イムジン河をベースに在日朝鮮人のバイオレンスに明け暮れる日々を描く。なんでこの手(在日)の素材って、全部暴力なんだろうか。余計な偏見を増幅させそうだ。
もうちょっとバカスカ殴るシーン削ってもいいのに。
差別、暴力、愛、青春。
在日朝鮮人の描き方を全面的に肯定はできなかった。しかしそれを踏まえても面白いと思えた作品。キャストは豪華だが主要人物がみんな、その後に問題に見舞われている方々。
暗澹として複雑な問題が背景に横たわっていますが、頭を空にしてエンタメ作品として見てほしい。
横山ホットブラザーズ
「横山ホットブラザーズはこの時期にはもう活躍していたんだなぁ」と妙なところに感心しつつも、見事な青春映画に仕上がったと感じましたよ!
発売中止という措置を取られた「イムジン河」を二人の恋愛のメインに置いた、“ロミオとジュリエット”風に対立していた高校生の物語。単にヤクザな世界を描いてきた今までの井筒作品とは異なり、日本と朝鮮の歴史にも深く切りこんだ社会派作風にも思える。昨年観た佐々部監督の『チルソクの夏』は韓国と日本の関係を明らかにしていたが、この『パッチギ!』は南北朝鮮を同じ民族として捉えている。実際、我々日本人が朝鮮を考えるときに、北か南かなどとこだわりすぎていたのであろうか、祖国統一を願う彼らにとっては北も南も同じ民族だと考えていたのだと痛感した(今は知らないが・・・)。そのほか、通夜の席上、悲しみと怒りを露にしたおじいさんの台詞によって、生駒トンネル・淀川の強制労働など知らなかった事実を教えられました。
全体的にはケンカや下ネタのオンパレードであるが、朝鮮アレルギーのある人じゃなければ爽やかに映る不思議な感覚になりました。一部の人たちは「左翼映画だ」とかのオバカな発言をしているようですが、単に60年代の時代を懐かしんで熱くなれる映画だと思います。ラストまで2本のストーリーが絡み合って展開するクライマックスは感動しました。
※クライマックスで思い出したのは「はしだのりひことクライマックス」。フォーククルセイダーズに関しても「帰って来たヨッパライ」やはしだのりひこしか記憶にありません。
反日上等!!
パッチギ!最高だったな。
言葉にできない映画にまた出会えた。言葉にできることなんて大抵はくだらない。
こうやって「パッチギ最高!」なんて言うと、世間では非国民とか売国奴とか呼ばれるらしい。なら俺は売国奴でいいや。
イムジン河いい!
戦争を知らない若者達の間にも、過去の歴史、戦争が境界線を作っているのだなぁと…ただ、それを理解した上で必死に壊そうとする、前に進もうとする主人公達の姿に感動した。イムジン河の唄に乗せて…なんつって(笑)
今だったら炎上間違いなし
過激な暴力描写はともかく、思ったよりも良識的な映画でちょっと驚いた。ハッピーエンドだし。
途中で強制連行されて強制労働させられたおじさんが思いを滔々と語り、日本人である主人公を追い返す場面があるんだけど、今だったら考えられないな、きっと。たった10年の間に戦争に対する考え方はこんなにも変わってしまった。歴史認識は時の権力者によって作られると実感する。恐ろしいことだ。
アバズレ真木ようこも清純沢尻エリカもすっごく魅力的。女優も俳優も後の売れ筋を抑えてて、キャスティングの確かさに驚いた。よくもこれだけ揃えたな〜!
在日の描く反日映画
一応青春映画的な構成となっているが、その中にちょいちょい井筒監督の政治思想を入れているのがいやらしい。
「北朝鮮は悪くない!日本が悪い!」と公言している糞監督が、強制連行の数字までいれて事実では無いセリフを事実かのように役者に言わせている。
まともな歴史認識を持っていたら、とてもじゃないが感動など出来ない愚作。
バイオレンスなシーンが多くて
康介とキョンジャが心通わせていく流れは好きだけど、いかんせん流血ケンカシーンが多すぎ。
笑えるシーンと、ずっしりとしたシーンがバンバンやってくる。
在日朝鮮人を扱っているだけに、もちろんそれだけで重いテーマなのだけど、重いだけにならなくて、それがこの映画の良いところなのかも。
このころの沢尻エリカはかわいいなぁ。
映画をちゃんと見ない人に、パッチギをくらわす映画
どうして、こうゆう日韓、北朝鮮が絡む映画になると、マイナスな思考でしか映画を見ないのでしょう?
そういう問題を無視してしまったら、この映画は意味が無くなるけど、すぐ「嫌い」ってなるか?もったいなー。
日本人を悪に描いてると聞くけど、あんな不良(沢尻エリカにちょっかいだす奴?)なんて、普通にいたと思うな。皆そういう目でしか、朝鮮の人をみれなかった傾向があったと思う。たぶん今も。
そういう、もったいない関係を無しにしようとした映画なんだす。
こうゆう映画に、すぐ、けちをつける人に向けた映画なんです。
醜聞まみれの出演者たちの演技
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
国家と民族間の歴史的・政治的背景はおいといて、映画としては出演者が面白くてまずまずだった。出演後に醜聞だらけで有名になった出演者にことかかないが、作品中の演技はしっかりとしていた。物語は綺麗ごとだと感じる部分もあるし、くだらないことに意地を張ってすぐに暴力ごとにうったえるこのような人たちを必ずしも好きではないが、社会背景と時代背景を考えればやむを得ないのだろう。
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