劇場公開日 2005年5月28日

「【”うつぐみの心・・。”初見時、母の娘を想う気持ちに涙腺が緩んだ作品。久方振りに鑑賞すると、作品構成の妙と若き蒼井優さんの抑制した演技と、竹富島の美しさと人々の優しき心にヤラレタ作品。】」ニライカナイからの手紙 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”うつぐみの心・・。”初見時、母の娘を想う気持ちに涙腺が緩んだ作品。久方振りに鑑賞すると、作品構成の妙と若き蒼井優さんの抑制した演技と、竹富島の美しさと人々の優しき心にヤラレタ作品。】

2023年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

知的

幸せ

ー ニライカナイ:沖縄の人々は、海の彼方に神々が住むと信じている。その土地の事を言う。-

■6歳の時、風希は竹富島の船着場で母・昌美(南果歩)を見送った。以来、風希(蒼井優)と母をつなぐものは、毎年誕生日に送られてくる手紙だけだった。
 やがて、父の遺品のカメラで写真を撮り始めた彼女は、写真家になることを夢見ながら、母のいる東京へ出ていく。

◆感想

・初鑑賞時は蒼井優さんの事を余り知らず、南果歩さんの”ラストレター”シーンに涙腺が緩んだモノである。

・久方振りに鑑賞すると、おじいを演じた平良進さんは、竹富島で郵便配達をしていた。記憶になかった・・。東京では、おじいに頼まれた郵便局員、田中(前田吟)が・・。成程。
ー 一度観た映画は細部まで覚えている方であるが、ここは忘れていたなあ。-

<島に戻り、母からの7歳から20歳までの誕生日に母から届けられた手紙を木に背を預け、読んでいる風希の表情。
 それと手紙を書く母の表情が交互に映し出されるシーンは白眉である。
 物静なおじいの姿や、風希の20歳の誕生日に島の人達が次々にやって来て贈り物を置いていくシーンも良い。>

NOBU