劇場公開日 1993年12月25日

「全てがエモい」海がきこえる なみなみさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5全てがエモい

2024年4月13日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

渋谷のリバイバル上映で初観賞。満員。
これぞエモ、って感じに全てがエモかった。
現代のエモ系が参考にしてるであろう要素が詰まってる。(しかも別に狙ってないからクドくない)
緻密で綺麗な画面、色彩。ジブリだけど誇張のない自然な動き。声優さんの自然な演技。
こちらもそこに居るような感覚になる。

話はけしてわかりやすい展開ではなく邦画的、ヒロインはバブル感強めの性格で、現代でも通用するタイプじゃない。けどこの不快感ある感じさえもエモなんだよね。
(こういう「わかりにくさ」や「わがままヒロイン」の流行に反発した結果、現在受け入れられるものが「わかりやすく」「応援したくなる良い子」が多い作品となるのも感慨深い)

超感動する!とか言えないけど。人にわざわざ観賞勧めないけど。ずっと心に残る、そんな作品です。

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後から調べたこと
→声が本業声優の方々でみんな自然で心地良かった。没入感が違う。
ヒロインだけやや浮いてて気になったので調べてみると舞台女優さんで初声優とのことで納得。
メイン男性2人は飛田展男さんと関俊彦さんという今でも第一線の声優さんでこちらも納得。2人の演技本当に素敵でした。

→監督はジブリではなく、めぞん一刻や気まぐれオレンジロードの監督だそうで。ヒロインのキャラ似てるよね。めんどくさいのに魅力的な女の子。

なみなみ