劇場公開日 1985年12月14日

野蛮人のようにのレビュー・感想・評価

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3.0柴田恭兵は語尾に「ぜ」がよく似合う

2021年3月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

震えるなんて、許されない。

都会の夜を駆け抜けるのは危機感、それとも恋ーー
6000秒ノンストップのラブアクション!

映画「Wの悲劇」でブルーリボン賞主演女優賞に輝いた薬師丸ひろ子がアイドル女優から完全脱皮、その次作として選んだハード・アクション映画。
二十歳のベストセラー作家・有栖川珠子と、外人娼婦の用心棒を気取った夜の世界の漂流者・中井英二ーー
夜の六本木で出会った、生きる世界がまったく
違う男と女。偶然の重なりから、二人の逃避行が始まる。
六本木から海辺のコテージ、そして捨て身の銃撃戦へーー。
物語は、闇の中に炸裂する閃光、倦怠と危機感、そして男と女といった際立ったコントラストで映像のリズムを高めながら、アクティブかつ独自の抒情を生み出していく。
洗練された大人の女を装いながらも、どこか気まぐれな作家・珠子に、薬師丸ひろ子。夜の世界の漂流者・英二には、柴田恭兵。
魅力のコンビが、エンターテインメント・ムービーに定評のある川島透監督の世界に真っ向から取り組んだ意欲作。


DVDのパッケージの表と裏の謳い文句である

阪神タイガースが日本一なった1985年の12月公開作品
薬師丸ひろ子が角川から独立後の初出演映画
86年の邦画興行成績第2位は当時の薬師丸ひろ子の人気が窺い知れる
にもかかわらずレンタルビデオ店ではなかなか見かけることはない
理由はよくわからない
薬師丸ひろ子の初期の作品といえば『野生の証明』『セーラー服と機関銃』『探偵物語』『Wの悲劇』『里見八犬伝』でこれらはわりと置いていることが多いのだが
キャストはバリエーションに富んでわりと豪華な顔ぶれだ

河合美智子が娼婦役でヌードを披露している
役では15歳だがおそらく撮影当時は16歳くらいだと思う
鯖を読んでいれば話は別だが
いまならあり得ないかもしれないが高尚な目的意識と必然性がありポルノ的要素が無ければ今どきでも認められるべきだ
ロリコンじゃないけどね

シミケンがオカマバーのママ

桜金造とストロング金剛がギャング映画のようないかにもその筋の怪しい風体

左ハンドルのジープで手負いの英二を救出する珠子

こんな非常時に踊ってる場合か!
ほら言わんこっちゃない
関係ないね

クライマックスは海辺のコテージの爆破

珠子を演じる薬師丸ひろ子はこの作品で煙草をよく吸うがアイドル女優からの脱皮を殊更にアピールしているのか

チョイ役で次々と知っている人が出てくるので飽きない
日本の娯楽映画らしいといえばらしい作品
例えるなら祝日とかにスーパーで売っている惣菜の詰め合わせ

BGMのセンスが独特
サディスティックミカバンドの加藤和彦が音楽担当

80年代のオシャレ

柴田恭兵のカッコ良さと薬師丸ひろ子の可愛らしさを楽しむための映画です

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野川新栄