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解説

夢に向かってひたむきに生き続ける人間と夢破れた人間とが偶然に出会い、風に吹かれるように散っていく姿を描いたストリート・ムービー。監督・脚本は自主映画出身の熊澤尚人。主演は主人公と同様にストリート・ミュージシャンとして活動した経験を持ち、現在はライブ等で活動中のTSUNTAと、「鬼火」の片岡礼子。

ストーリー

ストリート・シンガーのツンタは、最愛の女に捨てられ、デビューを約束していた音楽事務所の社長に騙されても、歌うことで自分の全てを表現したいという信念を曲げずに、ストリートで歌い続けた。ツンタはおかしな連中ばかりが集まる街で、借金苦からヤクザに囲われている女優志願のユキや、露店で密輸カセットを売る少女・ナツに出会う。ユキの面倒を見ているヤクザのアキは彼女に売春まがいのことをさせており、そのほかに露店やストリート・パフォーマーたちからショバ代をかすめる地回りや、チンピラのシロウを使って街で女をスカウトさせたりして生計を立てていた。毎日、ストリートでツンタの歌を聞いているユキは、1000円札にメッセージを記して彼に渡す。ツンタは彼女との出会いをきっかけにして、自分にとっての歌とは何なのかを考え始めた。ツンタは、ナツの露店のオーナーのイギリス人・STUや、アキに命令されて男を相手にウリをさせられてから街中の壁にスプレーで落書きをするようになったシロウ、吃音のひどいピエロのタクらとの交流を通じて、自分の変化を感じていく。一方、ツンタを気に入ったナツは、彼の歌を勝手にテープに録音して、元ミュージシャンで今はレコード会社のディレクターをしているシュンに聞かせようとした。しかし、ツンタのデビューを願うあまりシュンの悪事に利用されてしまったナツが死に、ツンタは歌うことにピュアでいようと決める。今日もストリートに立つツンタに、アキから自由になったユキが手を振って去っていった。...

スタッフ

監督
脚本
熊澤尚人
プロデューサー
熊澤尚人
おもてとしひこ
尾田和之
為永左知夫
あがた森魚
撮影
後藤文隆
鈴木謙一
音楽
氷室昌之
白木泰之
家守久雄
主題曲
TSUNTA
録音
日暮謙
今原祥行
照明
深津智男
大友太郎
編集
中山泰穂
廣瀬浩二
熊澤尚人
助監督
大吉悟司
スクリプター
高山美紀
スチール
安藤康太郎

キャスト

作品データ

製作年 1997年
製作国 日本
配給 オムロピクチャーズ
上映時間 88分

提供:株式会社キネマ旬報社

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