部屋/THE ROOM(1993)

劇場公開日:

解説

殺し屋稼家に疲れた男が、死ぬための部屋を探して不動産屋の女係員と共に巡り歩いていく姿を描く、「自転車吐息」(90・16ミリ)の園子温による初の35ミリ劇場用長編作品。全編三十足たらずのシーンを、粗い粒子のモノクロ画面、延々続く長回し、囁くようなセリフ口調、ドラム音のみの音楽で描いている。その独特の斬新なスタイルが評判となり、ベルリン、香港などの映画祭でも招待上映された。

1993年製作/93分/日本
配給:アンカーズプロダクション
劇場公開日:1993年10月23日

ストーリー

殺し屋稼家に疲れ果てた初老の男は、不動産屋に飛び込み、女係員に部屋探しを頼む。数々の殺してきた亡霊たちに追われるようにして、男は死に場所を求め、係員とともに部屋から部屋へと巡り歩いていく。部屋探しの二日目、男は係員に案内され、遂に理想の、窓から見える眺めだけが唯一の取り柄の部屋に行き着く。そこが男の死に場所だった。彼は拳銃の引き金を引き、椅子に座ったまま息絶えるのだった。

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映画レビュー

1.0渋いけど眠い

2016年5月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

この映画はやたら評価が高くて、
清水崇監督も衝撃を受けたと言っていた。
そんな批判しづらい空気の中、勇気を出して言おう。
退屈だった笑

すごい渋いし、絵は綺麗だし、雰囲気もカッコいいんだけど、兎に角、間が長くて、眠い…

園子温監督は、この映画のテーマは?と聞かれ、意味はない、と答えている笑
麿赤児は、この役はアルツハイマーの殺し屋だ、と答えている。何なんだ…笑

園子温は詩人でもあるから、その部分が全面に出た様な映画だなと思った。

部屋を探す話なら、松本人志のシステムキッチンが、好きだな…

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saikimujin

4.5初めての感覚

2014年11月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

園子温の実験的な映画は、苦手なのですが
この映画はとても好きです。
洞口依子さん、とてもお綺麗でいい意味で風景に溶け込んでいました。

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タテスジコ

4.5個人的には園子温の最高傑作

2013年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

寝られる

たったひとりの男が部屋を探すというだけの映画。
ものすごく話は単純だ。
しかしながら、そのレイアウト、麿赤児の顔。長回しのカットなどが絶妙に素晴らしい。
言葉数も少ない。
けれども園子温の匂いがどこからも感じられる。
この感じが園なのだ。
今の映画は園っぽくない。
そんな風に感じる。

ちなみに見た映画館は、中野武蔵野館でのリバイバル。
今はない映画館なので鑑賞方法のところで選択できなかったのが残念。

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lotis1040
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