日本女侠伝 血斗乱れ花

劇場公開日:

解説

「日本女侠伝 鉄火芸者」に続く、シリーズ第4作目。脚本は「カポネの舎弟 やまと魂」の野上龍雄。監督は「博奕打ち いのち札」の山下耕作。撮影は「喜劇 ギャンブル必勝法」の山岸長樹がそれぞれ担当。

1971年製作/107分/日本
配給:東映
劇場公開日:1971年4月3日

ストーリー

明治の中頃、大阪船場の一人娘平野ていは婿養子を迎え呉服商を仕切っていたが、夫の藤吉は石炭に取りつかれ店の金をもち出しては、友達の平吉と組んでひと山当てる夢を追っていた。北九州へとんだていは藤吉を説得しようとするが、炭層を掘り当てた直後の落盤事故で息絶える。ていは、命を賭けた夫の志を継ぐ決意を固め、大阪の店をたたんだ。その日からていの男勝りの生活が始まり、川船頭の吉岡幸次と知りあったのは間もなくだった。幸次は、女一人炭坑稼業に打ち込むていの姿に惚れ込み、炭坑の山頭の吉岡銀蔵に紹介した。幸次は、銀蔵の息子だが、親の意に反して川船頭になってしまったのだ。ある日、幸次は勘造の子分に襲われ、やむをえず三人を殺して八年の刑期で刑務所入りした。それから二年、ていは銀蔵、平吉などの働きで「平野鉱山」の看板を出した。そして、さらに五年、ていの活躍は続き、やがて幸次も出所した。しかし、勘造と組んだ芦屋の問屋組合長大島儀十は、ていに横恋慕し、平野鉱山を乗っ取ろうとその機会を狙っていた。ていの味方である松木や仁平も大島の手にかかり、遂には銀蔵まで殺され、平野鉱山にはダイナマイトが仕掛けられた。あまりの惨事に、ていは炭坑を閉めることを心に決めるが、幸次の説得でもう一度やり直す決意を固めた。怒りをおさえる事のできなくなった幸次は、大島と勘造のもとに向った。幸次は、拳銃で傷を負いながらも、大島と勘造に斬りつけていった。

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