徳川の女帝 大奥

劇場公開日:

解説

徳川11代将軍家斉の時代に大奥へ迎えられた少女が、女の戦いに勝ち抜いていく姿を描く。脚本は「彼のオートバイ、彼女の島」の関本郁夫、「トリナクリア PORSCHE 959」の高山由紀子、「大奥十八景」の志村正浩が共同で執筆。監督は「団鬼六 緊縛卍責め」の関本、撮影は「ベッド・パートナー BED PARTNER」の水野尾信正がそれぞれ担当。

1988年製作/105分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1988年8月27日

ストーリー

徳川11代将軍家斉の時代。仏性寺住職・日啓の娘お美代は直参旗本・中野清茂の養女となり、一年後には大奥へと上がった。当時、大奥で将軍の寵愛を受けていたのは、お手付中臈・藤乃だった。ある晩、お美代は藤乃のお添寝役が緑で家斉の寵愛を受けることになるが、藤乃一派の謀略によって降ろされてしまう。お美代は女の戦いの戦いに勝ち抜くことを決心した。春の晩の宴でお美代は家斉の提案した“贅沢競べ”に勝ち、再び家斉の寝所に呼ばれることになった。やがてお美代は家斉の子を産むが、年若いおゆうが大奥へ上がってきて、家斉の愛を奪ってしまう。おゆうが自分と同じように中野の養女でお年寄花沢が後楯と知り、復讐に燃える。班猫の葉をおゆうに飲ませ、彼女は流産した上に発狂した。花沢も怒り狂ったあげく自害。お実代は中野と愛し合ったが、30歳で大奥を退くというしきたりに従わず、家斉が死ぬまで側についていたという。

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