鉄腕巨人

劇場公開日:

解説

小崎政房の脚本を「大岡政談・妖棋伝 (前篇) 白蝋の仮面」の並木鏡太郎が演出し、「日本の虎」の岩佐一泉が撮影に当る。出演者は映画初主演のレスラー力道山、「あんみつ姫」の小畑やすし、松島トモ子、丹下キヨ子、「三羽烏奮戦す」の柳家金語楼、「ほらふき丹次」の安西郷子、「やんちゃ娘行状記」の古川縁波の他、内海突破、美雪節子、小笠原弘などで、レスラー遠藤幸吉、駿河海等が出演する。

1954年製作/90分/日本
劇場公開日:1954年12月13日

ストーリー

力道山は、兵六の子供保が小児マヒで足の立たないのに同情し、レスリングを見せて保を喜ばせた。保は力道山とジャングルの中で、老博士から発明の秘密を盗もうとする悪漢に会った。悪漢はやっつけたものの、博士は射たれ、秘密はとられた。博士は東京にいる娘が秘密の半分を持っているといって死んだ。悪漢を追って東京へ来た力道山は、前世期の怪獣と間違えられ、警察に追われた。二人は悪漢のアジトの地下室に捕えられ危くなったが、力道山の大力で逃れ、同じアジトに幽閉されていた博士の娘暁子を助けた。暁子の証言で警察の疑いはとけ、警察と一緒に悪漢を追いつめ秘密書類をとり返した。元のジャングルへ力道山、暁子、保は帰った。保は穴に落ちハッと思った瞬間夢から覚めた。その時力道山達が遊びに来た。近所の人達と一緒にレスリングを見ていた保は、興奮して何時の間にか自分で立上っていた。

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