劇場公開日 1971年12月29日

「やったぜ加トちゃん、ウンコチンチン」春だドリフだ 全員集合!! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5やったぜ加トちゃん、ウンコチンチン

2022年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 いかりや長介が落語家になるというストーリー。いつまでたっても二つ目のなまづ家源五郎という役で、上京してきた加藤ヒデオを無理矢理「茶楽」という弟子にしてしまう。幼なじみの高木風太の元で居候をし、それぞれがヤクザ荒川忠次の妹、長山藍子、新藤恵美に惚れてしまうという展開。そこへやってきた興行主の息子・中本工作は同じく新藤恵美に恋をしてしまうのだった。

 珍しく仲本工事が振られ役。爆弾騒ぎという定番のドタバタもあるが、この作品ではメンバーたちがそれぞれ落語に挑戦するという面白さがある。中でも準レギュラーの左とん平の語りは上手かった。妹の学費のために芸者をしていた長山がある実力者の2号にならないかと持ちかけられる展開もあるが、昭和の格差社会を思い知らされた気分。

 小柳ルミ子、萩原健一、ゴールデンハーフはちょっとした添え物。

kossy