劇場公開日 1953年11月3日

次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路のレビュー・感想・評価

全1件を表示

4.0親分、清水に次郎長ありってとこを見せてやりましょうよ!

2021年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いよいよ黒駒一家と大喧嘩。
ちなみに昨今の映画の場合、大立ち回りで派手に血を流し、下手すりゃ腕の一本二本は転がりだす。それはそれでリアリティがあっていい。むしろ、この頃の映画やドラマの、「斬ったつもり斬られたつもり」に飽きた反動がそうさせたのかも知れない。だけど、それは別に批判ではなく、これはこれでいいのだ。歌舞伎の型のようなもので、「つもり」は映画の中の様式美でもある。だいたい、これだけ多勢でのスクリーンからはみ出るほどの大立ち回りをすればそれで充分興奮するわ。
この続き、観れるかな。大瀬の半五郎はいないし、石松の代参はまだ後だし、小政が草鞋を脱ぐのは石松が死んだ後だし、まだまだ先は長いなあ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
栗太郎