サディスティック・ソング

劇場公開日:

解説

残酷なマンハント・ゲームに興じる4人の若者の行状を、ハードなバイオレンスとセックス描写で描いた世紀末アクション。監督は「殺人がいっぱい」の中村幻児。脚本はこれがデビューとなる佐藤俊城。主演は「大失恋。」の三橋貴志。中村監督が主宰する映像塾の企画による作品。R指定。

1996年製作/73分/R/日本
原題:Sadistic Song
配給:バップ
劇場公開日:1996年3月23日

ストーリー

祐樹、美果、徹、雅広の4人の無軌道な若者たちは、テレクラを利用して、そこで出会った相手から金品を巻き上げては、遊ぶための資金を作っていた。そんな彼らに、年に一度の恒例の“パーティ”のシーズンがやって来る。今年の獲物は、祐樹がテレクラでひっかけたSM趣味の人妻とインポの夫、そして、徹がバイトするコンビニの万引き常習犯の若い女ふたり組だった。祐樹たちは、祐樹の父親が所有するひと気のない工場跡で、これらの獲物を相手にマンハント・ゲームを楽しもうとしていた。制限時間は2時間。この間に祐樹たちのエアガンによる攻撃を見事にかわした者には、賞金として70万円が与えられることになっている。ゲームが開始され、獲物たちは広い迷路のような工場の中を逃げ惑った。お目当ての獲物を追って、祐樹たちも動き出す。無防備な獲物を、祐樹たちは暴力やセックスで辱めていった。しかし、欲望丸出しの彼らに仲間割れが生じる。いつもリーダー気取りの祐樹に対して雅広が反旗を翻し、祐樹の恋人でもある美果を我がものにしようとしたのだ。その時、工場にひとりの闖入者が現れた。以前、祐樹たちによって金と車を巻き上げられてしまったその男は、迷彩服に身を包み、本物の銃で次々と若者たちを殺していく。最後に残った祐樹は必死に男の追跡から逃れようとするが、ついには追いつめられてしまった。しかし、男が一瞬ひるんだすきに、祐樹の投げたナイフが男の首に突き刺さった。男が息絶えるのを確認した祐樹は、疲れ果てて地面に横たわる。

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