キングコング対ゴジラのレビュー・感想・評価
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私のナカではゴジラシリーズのベスト3
世間ではこの映画をしてゴジラを核兵器が生んだ禍々しい怪物から人間が怪獣や宇宙人で困ると何処からともなくふらりと現れる寅さんのような大衆的スターに向かわせたとして評判は良くないのだが、今見てみるとその「当時の現在」が面白い。
この映画の主役はもちろんゴジラとキングコングなのだがこの二人を日本に呼び込んだのは当時勃興してきたテレビの視聴率を上げたいスポンサーで、特にキングコングを呼び込んだスポンサーであるパシフィック製薬の宣伝部員たちの昭和っぷりなドタバタが本当に面白いのだ。宣伝部長の有島一郎は随所に小演劇仕込みの小ネタを繰り出しながら「キングコングのスポンサー」として様々な場所にしゃしゃり出てくる。
そんな有島に部下の高島忠夫や自衛隊までもが「そりゃあないよな」な感じで振り回される。
ストーリーもご都合主義で当時の「サラリーマン社長シリーズ」に重ね合う。
その中でも特にご都合感が満載なのは高島忠夫の妹に扮した浜美枝だろう。ともかく彼女は異常なほど災難に出くわすウルトラ不運な女性で乗った列車はゴジラに投げ飛ばされる、帰ってきた東京ではキングコングに気に入られ、さらわれたあげく国会議事堂へのデートに付きあわされるなどとてつもない不運ぶりである。そしてキングコングと言えば美女の悲鳴と言う事で彼女は実際に喉が枯れるほど何度も悲鳴をあげたのだが、その悲鳴がハリウッドの目(耳?)に留まり後日、日本が舞台となった「007は二度死ぬ」のボンドガールに抜擢されたのであるから実体の彼女にとっては不運どころか大幸運だったのだろう。
ともかくこの「キングコング対ゴジラ」でゴジラ映画の基本パタン「ゴジラはなかなか出てこず、満を持して登場する」「人間側の主人公は偉い人とかゴジラ退治者ではなくゴジラと深く関わった民間人」が確立する。
その後昭和ゴジラシリーズはモスラやキングギドラなどの大スターを生むとともに当時の米ソ宇宙開発競争に影響され宇宙人なども登場し蘇生や時間移動などストーリーが何でもあり化してしまい沖縄返還後のゴジラではシーサーまで怪獣にされてしまう。
ゴジラ3作目、本作よりカラーらしい。 夢の対決、そら流行ったでしょ...
ゴジラ3作目、本作よりカラーらしい。
夢の対決、そら流行ったでしょう。結果はまあ予想通り。タコも怖いよ。
製薬会社部隊がギャグすぎる(笑)浜美枝がさすがの美しさ。南の島のダンスリーダーも彼女?(笑笑)
BS12
高島忠夫、大活躍!
シリーズ2作目「ゴジラの逆襲」の続編にして初のフルカラー及びゲスト怪獣を迎えた対決方式の作品。
以降、対決路線がメインとなる起点の作品にもなった。
60年代の日本映画など、普段はなかなか触れる機会はないが、改めて観てみると意外と面白い。
女優じんがみんなかわいい。
初ゴジから2作品目で既にコミカルな作風に…
怪獣の動きも人間ドラマパートもコントかってくらいコミカルな動きで、ちょっと前まで陰鬱な初ゴジを作ってたとは思えない変貌ぶり。ちょっとゴジラに叩かれただけですごすご帰るキングコングとか、岩投げたり蹴飛ばしたりの応酬とか、もうちょい演出どうにかならんかったのかと思うがこれが昭和クオリティなのか…、そんだけ娯楽に飢えてた時代だったのか…。一応歴代最多の観客数を誇るらしいけど、タイトルだけに寄る部分が大きいんじゃなかろうか?
ゴジラVSコング公開記念
ゴジラVSコング公開記念
観る前はワクワクするもどうみてもB級の匂いがプンプンしたがとんでもない
たしかにB級かもしれないが決して駄作ではない
映画は娯楽という観点で言えば傑作の部類
2度目の鑑賞
東宝30周年記念
ゴジラシリーズ初のカラー
リベラルな活動家好みの政治臭さは全くなし
純粋な娯楽映画
ゴジラのアイドル化はここから始まったかもしれない
映画タイトルは定番のゴジラ対〇〇ではなくキングコング対ゴジラ
大物海外ゲストのキングコングの方が格上だからしゃーない
昭和9年のキング・コングと昭和29年のゴジラとでは20歳の違いがある
ゴジラが浜辺美波ならキングコングはさしずめ小池栄子
いや海外だからマコーレー・カルキンかな
先輩は一応たてないといけない
なぜかキングコングはキングコングとキング・コングの2種類がある
昭和9年はキング・コングだがそのあとは殆どがキングコングになっている
なぜだろうか
人間ドラマがコミカルで面白い
パシフィック製薬の多胡宣伝部長のエキセントリックさ
高島忠夫演じる桜井修のユーモアたっぷりの言い回し
藤木悠演じる古江金三郎と桜井修の名コンビぶり
パシフィック製薬提供番組の視聴率ならぬ聴視率アップを狙い南の島に棲むキングコングを眠らせることによって捕獲に成功
北極に現れたゴジラも日本に上陸し夢の対決が実現
ゴジラとキングコングのプロレス
今回のキングコングはゴジラのサイズに合わせて巨大化している
元々巨大だけど
元祖は人形アニメーションだが今回は日本風に着ぐるみだ
なんか元祖に比べるとマヌケづらな感あり
2度目の鑑賞で気づいたが胸を叩くシーンは握り拳ではなくリアルにパーで叩いていることに驚かされた
キングコングの島の現地住民は黒人でなく日焼けメイクの日本人
キングコングが眠った時のダンスが素敵
藤田進のクールな芝居によって高島忠夫のコミカルな芝居が引き立つ
ゴジラでもキング・コングでも感じたことだが怪獣映画ではなぜかタイミング悪く電車がやってくるのは定番
世界からも注目されたようで2人の美女は007シリーズに出演しリアルで気持ち悪い大ダコはフランケンが主人公の別の作品にも登場
日本人なのに日本のゴジラよりアメリカのキングコングの方を応援している自分がいる
キングコングが我々と同じ霊長目だからだろうか
あとやっぱりエンドクレジットよりオープニングクレジットの方が良い
懐古主義ではないが昔に戻して欲しい
特に海外作品はやけに長いわつまらんわ途中退席したくても暗いところを移動するのは嫌だし
八百長でしょ
昔、観ていたのだが白黒つかない決着や熱線をコングではなく足元に外すのでは手加減しすぎ、所詮、怪獣プロレスなのだから八百長云々というのも野暮だけれどコングに気を使い過ぎでゴジラファンとしては釈然としなかった記憶があるのだが待望の「ゴジラvsコング」を観る前に気になって再鑑賞。
初代ゴジラでも50mの大きさですから初代コングの7.5mでは勝負にならないので日本版「キングコング対ゴジラ」では45mに勝手に大きくしてしまいました。
最近のゴジラは120m級ですから「ゴジラvsコング」の伏線として2017年の『キングコング:髑髏島の巨神』のコング(32m)はまだ子供と言う設定にした、長じたコングはなんと102mなのでまずまず、ハリウッドは用意周到ですね。
大きさは良いとしても所詮コングはゴリラですから馬鹿力くらいしか強みがありません、一方ゴジラはプラズマを吐きますし通常火器では外皮はびくともしませんからまともに戦ったら勝ち目は無いでしょう。
そこで、雷の電気で帯電して強くなると言う突飛な理屈をつけていましたが、それでも苦戦、結局、取っ組み合いのまま海に落ちて勝敗は曖昧。日本人はゴジラ贔屓ですし、アメリカ人は言わずもがなコングでしょう、興業的には双方に華をもたす無難な落としどころ、長じて見れば判らぬでもありません。
コングと言えば美女は付き物、摩天楼もどきの国会議事堂など初代コングへのオマージュ満載、両怪獣に襲われるのも無理やりな設定ですが浜美枝さんは熱演でした。顔が似ていたので土人の女性と二役、頑張っているなと思ったら、根岸明美さんという別人でした。
島の土人も日本人の扮装だとバレバレだし円谷流の着ぐるみだとリアリティに欠けるのでシリアス仕立てを避けてコメディ風に逃げたのでしょうか。
それにしても有島さんのお馬鹿キャラは東宝の社長漫遊記風だし高嶋、藤木コンビは弥次喜多風ですのでセンスの古さというか時代を感じさせます。
さて「ゴジラvsコング」ではどう戦うのでしょうかね、予告を見るとコングが道具を使ってプラズマを跳ね返していました、やはりトカゲより猿の方が知恵で勝るということでしょうかね、日本版の雷頼みよりはましですね・・。
昭和日米怪獣タイトルマッチ
今にして思えば、権利関係をよくクリアできたと思える珍品的作品でした。それなのに、60年前の作品であることを差っ引いても、全編に漂うチープ感はいかんともしがたく、コングのデザインもなんかブサイクでした。高島忠夫や有島一郎のコメディリリーフは面白いんだけど、怪獣ものにしては結構尺を取っていてアンバランスな感じでした。
実質的にゴジラシリーズの最初のリブート
1962年のお盆映画
ゴジラ映画はゴジラの逆襲以来7年ぶり、第三作になる
ゴジラは1954年の第一作が革新的過ぎて、続編を営業上求められてもそれを超えるものは撮れる訳がない
それを第二作では、その無理を押した結果あのような無様な結果となった
それが製作陣も良く分かっているから7年も期間が空いたのだ
その間、別の怪獣をラドンやモスラというように模索したり、地球防衛軍とか宇宙大戦争とか妖星ゴラスとかのSF映画を模索して来た
しかし、やはりゴジラという看板は魅力的でなんとか復活させたかったはずだ
だから今でいうところのリブート企画が必要だったのだ
モスラは実際のところ1937年の元祖キングコングの翻案であったから、そのライセンスを契約する必要があったから本作が生まれたのだと思う
キングコングの巨額のライセンス料を償却するためには何が何でも当たる企画が必要だったのだ
ならばキングコングそのものを撮ってしまえ
なんならゴジラも出せ
それなら絶対当たるだろう!
そのような乗りでできた企画だったのではないだろうか
元祖キングコングのオマージュを丁寧に散りばめて、基本元祖キングコングのリメイクとなっている
ゴジラは突き詰めるとゲスト怪獣に過ぎない
しかしゴジラ映画として観るとリブートなのだ
戦争とか原水爆反対とかのメッセージ性は完全に削ぎ落とされて、キングコングと同レベルの単なる巨大モンスターとして登場させている
だから、これからはいつでも大した理由が無くても登場可能になったのだ
お話も意識的に女性や子供向けに寄せて来ている
モスラでの女性と子供向けの怪獣映画の路線の上に作られているのだ
しかも戦うシーンは、当時大人気だったプロレスを思わせるようなシーンまで入れてある
だから男性も喜ぶ内容になっている
果たして本作は空前の大ヒットとなり、キングコングの契約権料は回収もでき、それ以上の成功となった
単に興業収入だけでなく、今後ゴジラ映画をどんどん撮れるようになったのが最大の成功だろう
次のゴジラ映画早く撮りたいな!
次の対戦相手は?
モスラで行くか!
こうして東宝特撮はこんなイケイケムードになっていくわけだ
酔っ払ってしまったといっても良い
大成功は凋落の芽を人知れず生み出すもの
それが明らかになるのは数年後のことになる
その原点は本作にある
少年の心で観よう
生まれる前の映画。ゴジラはともかく、キングコングの毛並み具合と着ぐるみ感がなんともチープ。登場する人間の滑稽な会話や行動様式、両雄が戦う場面はとても面白かった。でもね、最後はマジ、これ?結局、なんなん?プツッと無理に切ったみたいな。
生まれる前、戦争が終わってまだどこかにその名残があった頃でしょう。でも、ユーモアたっぷり、大らかで心にゆとりのある良い時代だったんだろうね。今と全然違う。結構、羨ましい。
パシフィック製薬のパシン錠。ライバル会社はセントラル製薬だ。
この映画の前半はかなりコメディ仕立てになっています。高島忠夫と藤木悠のコンビが最高。大タコが現われても「宣伝部長の多胡さんだろ」ですもん。そんなコミカルな中であってもゴジラの北極海から登場シーンは素晴らしいものだ。それなのにパシフィック製薬としては魔神を宣伝材料にしたいためゴジラが上陸してもらっては困るの一点張り。ファロ島ではコングがオオダコをやっつけて、まんまと酒を飲んで捕獲。原住民の中では根岸朋美が色っぽくて綺麗だ。コングを見世物にするために日本に連れ帰るというのはコング一連の映画の定番。多胡さんはそれをゴジラと対決させるという発想まで社員に伝えるのだ。
なお、防衛庁ならびに各省庁はキングコングの日本への持ち込みを禁止。そんな折、ゴジラは松島湾沖から東北に向かって本土上陸を果たすのだった。日本では100万ボルト作戦、落とし穴作戦のため、那須での建設が急ピッチで始まる。さらにコングも嵐のおかげで日本へ上陸を果たし、ゴジラのいる方向へと向かっていた。しかし、ゴジラは高圧電線で食い止められたらが、コングは止められなかった。そして運悪く、桜井の妹ふみ子(浜美枝)がコングの手の中に・・・。
麻酔弾によってコングを眠らせ、富士山にいるゴジラと直接対決させる防衛庁の方針。岩の投げ合いによる小競り合いと直接組んでの戦い。一進一退を繰り返し、二人の決戦は伊豆半島へ。ついに熱海城が破壊される。
笑えるシーンといえば、キングコングだってそうだ。高圧電線の電気を食べたり、国会議事堂によじ登ったりと笑ってしまう部分もある。勢いあまって岩に頭をぶつけるとか。
ゴジラの生死は不明だったが、コングは故郷の南海方面へ泳いで帰っていった・・・
なんか楽しい
これまでの路線から大きくコメディに振ってきたゴジラ第三作目。キングコングとの決闘って当時の人はまさか!って感じでワクワクしながら観に行ってたのではないでしょうか?
時代が時代なんでツッコミ所が数限りなく観てて楽しかったです。しかし、南の島の原住民が全部日本人って!全員でダンスするシーンが微妙に揃ってないのが微笑ましい。おおらかな時代だなぁ。
ゴジラ対ゴングは本作の見せ場なはずなんですが、第一回戦はゴジラの熱線にゴングあっさり諦めてて笑えました。何しに行った?その分、第二回戦はガッツリやってくれましたね。富士山登山を楽しんでたゴジラに風船でゴング運んでぶつける発想かスゴい。戦ってる最中に富士山から熱海まで移動してしまうのもスケールの大きな話です。けっこう離れてますよね、富士山と熱海。
そういえば、ガソリンを川に流してゴジラを食い止めるという発想もスゴい!どんだけ自然破壊!今だったらゴジラからだけでなく各方面から怒られそうです。
何はともあれコンセプトからして異種格闘技戦みたいでな感じですし、どっちかを勝たせる訳にもいかなかったのでしょうが、当時の人達はあの決着で納得が行ったのでしょうか?もしその時代にネットがあったら、あの結末に荒れてたかもっと思ってしまいました。
再鑑賞履歴
2021/5/15
「ホントだったら今週「ゴジラvsコング」公開だったのになぁ」記念。
どちらが勝つか?世紀の大決斗!
ゴジラシリーズ第3作。
東宝創立30周年記念作品。
「ゴジラ・フェス2017連動企画 アニゴジ公開記念!イッキミオールナイト上映」で完全版(4Kデジタルリマスター)を鑑賞。
小学3年生の時、サンテレビ「アフタヌーンシアター」で初鑑賞(「東宝チャンピオンまつり」上映バージョンだったことを知るのはまだまだ先の話(笑))。その後それを録画したビデオを観倒し、後々DVDを購入してまたまた観倒しました。
そして今回鑑賞したバージョン―。DVDとは比べ物にならないクッキリした映像でした。メイクの加減で有島一郎の顔の色と首の色が違うことに気づきました(笑) 他にも、キングコング東京進行やクライマックスの激闘など、暗かったりぼやけていた部分がはっきりしていて感無量でした。
――
ドラマ部分は、東宝サラリーマン物のようなコメディータッチ。めちゃくちゃ笑かしてくれました。視聴率争いに明け暮れるテレビ業界への風刺が籠められていました。やがてテレビに娯楽の王座を奪われることになりますが、それはまだもう少しだけ先のお話です…。
コミカルな多胡宣伝部長(有島一郎)は何回観てもツボ(笑) 宣伝のためだけにキングコングを生け捕りにして連れて来ようと云うのですから、生半可なパワーじゃない(笑) まさにモーレツ社員、と云ったところでしょうか?(笑)
自社提供番組の視聴率戦争が引き金となった二大怪獣の対決ですが、大人になってから観返すと新たな視点が生まれました。キングコングとゴジラの戦いで出た損害は、パシフィック製薬が全額支払わないといけないのでしょうか? それともTTV? あるは両社の折半かしら?(笑)
――
本作からゴジラはそのカラーをガラッと変えました。実際、総天然色になったことも一因かもしれません…(笑) これまで以上に娯楽に徹し、ヒーローとしてのゴジラが形づくられていきました。原水爆の恐怖の象徴としてのスタンスはすっかり影を潜めてしまいました…。キングコングとの戦いでは、当時の人気プロレスラーの真似でコキコキと肩を鳴らしてみたり…。以降の作品で顕著になっていく擬人化が、片鱗を見せ始めた作品でございました。
富士の裾野から熱海城に掛けての決戦は迫力と痛快の極み! 両者が独自のファイティングスタイルで戦いました。片や獣のような獰猛さで、片や類人猿のアクロバティックさで…。異種格闘技戦のような大バトルに興奮しました。
結局勝敗は決しませんでしたが、2020年に公開予定のハリウッド版「Godzilla vs. Kong(原題)」では決着がつくそうなので、今からめちゃくちゃ楽しみです! いったいどちらが勝つのか? 個人的にはゴジラであって欲しいですが…。
※追記(2018/09/02)
海外版について―。
日本語字幕が入っていないので何を話しているのかは分かりませんでしたが、どうも報道番組の体裁のようで、日本で発生したゴジラ事件を科学者を呼んで解説したり、勝敗予想を立てたりしているみたいでした。アメリカで新規撮影されたシーンが挿入されていている代わりに、オリジナル版のコメディーシーンは殆どカット。新撮シーンが物語の軽快なテンポをぶっ壊してしまっているように感じました。
※追記(2020/10/17)
Blu-rayの画質について。東宝チャンピオンまつり版作成時にカットされていたシーンとの画質の差が激し過ぎ(笑) カットシーンになるとぼやぁ〜っとした画質になって、もっと真剣にリマスターしなさいよ、と思いました。
※追記(2021/05/11)
待ちわびていた4K Ultra HD Blu-ray!
画質最強でした!
もう普通のBlu-rayでは観れないよ!
※追記(2021/07/10)
旧版Blu-rayと"4Kリマスターブルーレイ"(以下、新版)を連続視聴して画質を確かめてみましたが、両者の違いは一目瞭然でした。旧版Blu-rayでは、東宝チャンピオンまつり版作成時にカットされたシーンを復元した個所との画質の差異が顕著でしたが、新版は滑らかに接続されストレスがありませんでした。全体的にぼやぁっとしていた色味もくっきりはっきりしており、新版の方がめちゃくちゃ観易いなと改めて思いました。だからこそ、4K Ultra HD Blu-rayがハイダイナミックレンジじゃないのが悔やまれますねぇ…。
※鑑賞記録
2018/09/02:輸入盤Blu-ray(海外版)
2019/01/20:DVD
2020/08/07:Amazonプライム・ビデオ
2020/10/17:Blu-ray
2021/05/11:4K Ultra HD Blu-ray
2021/05/17:4K Ultra HD Blu-ray
2021/07/08:Blu-ray
2021/07/10:4Kリマスターブルーレイ
シリーズ第3作。 タライ回しにされた企画が何故か東映に回ってきたキ...
シリーズ第3作。
タライ回しにされた企画が何故か東映に回ってきたキングコングVSモノ!
前作から時間が経過していることもあって特撮技術の向上がもろに出ているのが特徴的。
ファロ島部族の魔神さまぁ〜ダンスが音楽も含めてとにかく最高!
着ぐるみなのに感情が伝わる(笑)
キングコングのお猿っぽい顔立ちがゴリラっぽさを無くしてる(笑)
本家の「キングコング」には及ばないが怪獣プロレスするにはこうでなくては(笑)
ラストは今なら当たり前のプロレスらしい決着です。
ゴジラ映画の最高傑作で最高動員ですよ!
評価が低すぎる!大スターのキングコングと戦ってるんですよ!
チャンピオン祭りでの鑑賞でしたが、公開前からワクワクでした。
初日に梅田東宝で朝から並んで観たのを思い出します。
ガメラ対ジャイガーを蹴ってまで観に行きました。
いやー、面白かった。最高の出来です。
この不当な評価に苛立って、投稿しました。
1970年の鑑賞です。確か春休み。
テレビ番組へのアンチテーゼなのか?
ゴジラシリーズ第3作目。ゴジラ初のカラー映画作品でもある。
テレビ番組「世界脅威シリーズ」のスポンサー元パシフィック製薬は番組視聴率の低さに悩まされていた。
そんな時、キングコングの存在を知る…。
この映画の公開年は1962年。1959年に多くのテレビ局が開局し、家庭にテレビが普及していく。
そんな年にテレビ番組のスポンサー元を主役にした映画を作ったのはテレビに対するアンチ的な要素もあったのかな?
キングコングは人間の手によって無理やり連れてこられ、ゴジラは地球温暖化による気温上昇で氷山が解け復活する。
人間の私利私欲によって意図的に作り出されたこの対決にパシフィック製薬の多胡宣伝部長は大喜びで観戦するが、科学者重沢博士はゴジラたちが可哀想だと悲観する。
一見コメディチックに楽しく作られているが、テレビ番組への視聴率が取れれば何をやっても良いのか。という深いテーマも扱っている。
ちなみに重沢博士は第1作目ゴジラに登場する芹沢博士と同じ平田昭彦が演じており、演技に説得力がある。
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