拳銃横丁

劇場公開日:

解説

大河内常平の原作を、「機動捜査班 秘密会員章」のコンビ長谷川公之と宮田達男が脚色し、「風に逆らう流れ者」の山崎徳次郎が監督したアクション・ドラマ。撮影は「俺は死なないぜ」の岩佐一泉。

1961年製作/76分/日本
原題:Gunmen's Alley
配給:日活
劇場公開日:1961年8月6日

ストーリー

深夜の東海道、上り特急列車内の寝台車で、殺し屋に狙われた牧は、サブという男に救われた。牧は、横浜の大須賀組が神戸の沖山組からかり出した“早射ちマック”と異名をとるガン・マンだ。大須賀組は、ヤクザの劉一味にことごとく押されぎみだった。勢力挽回を早射ちに託したのだ。神戸から横浜にやって来た牧を、大須賀親分は鄭重にもてなしたが、幹部の権堂は何か面白くない様子だった。その夜、牧はハマの拳銃横丁でサブと再会した。サブは、死んだ弟正夫の恋人桂子が経営するバー“桂”に牧を連れていった。サブは正夫の自殺を他殺とにらんで横浜へやってきたのだ。牧はそんなサブに協力を申出た。その夜、牧は麻薬取引の用心棒を命じられた。無事取引が終ろうとした時、劉一味が殴りこんできた。牧はその襲撃を鮮やかにかわして麻薬を持ち帰った。一方、サブは桂子の手引きで劉一味の用心棒に入りこんでいた。牧はある夜、暗黒街のもぐり医者岩見から正夫が他殺であると聞かされ、その証拠となる弾丸を十万円で買いとる約束をした。だが、翌朝岩見は死体となって発見された。そんな時に、神戸から麻薬取引きのため沖山がやってくることになった。それを聞いた牧はなぜか一瞬いやな顔をした。牧はサブに連絡するため、劉邸に忍びこんだ時、権藤が正夫殺しの犯人であり、劉一味に寝返っているのを知った。それを感づいた権藤は、牧が劉に内通していると先手をうって大須賀に知らせた。激怒した大須賀は牧を倉庫街におびき出した。牧に愛情を持つ大須賀の情婦カヨ子は牧の危険を知って警察に連絡した。大須賀組は全員逮捕された。その頃、サブは権堂を狙って失敗、桂子ともども危機におちいっていた。そこへ牧と警官隊が乱入してきた。牧は麻薬保安官だったのだ。“早射ちマック”を牢にぶちこんで、自分がマックとして横浜にやってきたのだった。--それから数日後、東海道を驀進する下り急行列車に晴れやかな牧とカヨ子の姿があった。

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