劇場公開日 1962年4月8日

「ジュンの明るさが素敵」キューポラのある街 あまねさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジュンの明るさが素敵

2021年8月21日
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知的

幸せ

思想的なものとか時代背景とか街の事情など少し考えさせられるけれど、それら抜きにして好感がもてる映画だった。

どうしようもない環境の中でも、できることからやっていこうというジュンのたくましさ、明るさが素敵。
吉永小百合でないとここまで素敵にはならないかも?

お金持ちの級友は優しかった。鼻持ちならないイヤな人に描かれるのがありがちなパターンだけど、そうではないところがピンポイント的に好き。
それぞれの立場で、とるべき形があるのだ、といった美学のようなものを感じる。

弟たちの描写は、少しダルかった。味わい深くて悪くないけど、じゅんの方が気になり、そちらをもっと観たかった。

とにかく清々しい映画だった。

あま・おと