課長 島耕作

劇場公開日:

解説

団塊の世代であるサラリーマンが派閥抗争に巻き込まれながら活躍する姿を描く。監督は「ウホッホ探険隊」の根岸吉太郎。『週刊コミックモーニング』(講談社)に連載された弘兼憲史原作の同名ベストセラー漫画をもとに「赤と黒の熱情」の野沢尚が脚本、撮影は「橋のない川(1992)」の川上皓市が担当。

1992年製作/99分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1992年10月3日

ストーリー

入社10年、33歳の若さで初芝電産広告製作部の課長に昇進した島耕作は、日々の仕事に情熱を燃やしていたが、妻の怜子は一人娘の奈美を連れて家を出てしまい、離婚は時間の問題だった。初芝電産では水野筆頭専務、宇佐美専務、そして初芝会長の吉原の娘婿である大泉専務の3大派閥の盟主たちが、次期副社長の座を巡って激しい争いをしており、耕作もまた、宇佐美派の福田部長の直属の部下でありながら、大学時代からの同期である樫村の推薦で大泉にも目をかけられ、大泉の愛人で銀座のクラブ「クレオパトラ」のホステス典子の監視役を命じられる。典子と出会った耕作は、いつしか彼女と愛し合うようになってゆく。その頃、耕作が中心になって進めていた新製品の宣伝ポスターのアイデアが、ライヴァル会社のソラー電機に漏れてしまうという事件が起こった。明らかに初芝内部の者の犯行で、耕作は犯人を調べていくうち、彼のオフィス・ラヴの相手であった媒体部の鳥海赫子が関係していることを知り、その黒幕は庭部長であることが判明した。庭の上司である水野専務は失脚し、大泉がアメリカから戻ってくる。折しも、初芝の吉原会長が逝去するという事態が起こり、耕作は知らず知らずその死の情報を利用してインサイダー取引を行った宇佐美と福田の手先として利用されてしまう。後にその意味を知った耕作はインサイダー取引の報酬を断り、宇佐美派に属することを拒む。一方で、ひそかに耕作を愛していたという樫村の説得もはねのけ、典子との仲を大泉に知られるままにした耕作は、宇佐美、大泉両者の弱点を握るキー・マンとしてマークされるようになる。だが耕作はどちらの方にも与しないまま遂に副社長決定の日がやって来た。副社長は大泉に決まる。宇佐美は失脚した。大泉は耕作に制裁は加えなかったが、京都へ転勤を命じた。耕作は決意も新たにして、京都へと向かうのだった。

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映画レビュー

3.0意外と面白い

2023年5月20日
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