劇場公開日 1992年5月23日

「主観的には恐ろしくうんざりするしょーもない痴情のもつれ話だが、映像の良さと古典芸能的な〝様式美”は確かに感じられた」女殺油地獄(1992) resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0主観的には恐ろしくうんざりするしょーもない痴情のもつれ話だが、映像の良さと古典芸能的な〝様式美”は確かに感じられた

2022年3月8日
PCから投稿

このストーリーに共鳴共感できるのは似たような痴情体験の持ち主だけかもしれない。
そうではない〝詰まらない”男女体験の持ち主にとっては正直呆れるほど退屈でした。笑

しかし、見所はないわけではなく画作りの良質さは明らかであり役者陣の演技も確か。
そしておそらくは歌舞伎や能、浄瑠璃などの古典芸能に通ずる型にはまった様式美もあるように思われた。(浅く齧っているど素人に過ぎないので、それらの玄人筋がどう判断するか分からないが)

エンドロールで五社監督と気付き、映像の感じは確かに以前見た他の作品と似ていたことが思い出された。

追記
上を投稿後に調べたら原作はやはり人形浄瑠璃とのこと。

それからレビューに書き忘れたこととして藤谷美和子と樋口可南子が好みのタイプではないにしてもえらく綺麗に見え、肢体ではなく(そもそもそんなカットはほとんどない)顔をムムムッと凝視してしまった。

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resuwisshu311