劇場公開日 1974年12月28日

「超能力ブームに便乗の作品」エスパイ あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0超能力ブームに便乗の作品

2021年1月29日
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小松左京の原作SF小説を読んだのは遥か昔
何もかも忘れ果てていたが、それでも刺激が強かったエロイところだけは覚えていた
映画では、ちょっと控え目にはなっているがその原形は残っていてちょっと嬉しかった(汗)
由美かおるの身体は本当にエロイ
衣装が身体の線がでるものばかりで大変よろしい

映画はつまらない
まあ原作もあまり良い出来映えでもなかった印象が残っているので相応なのかも知れない

無駄に海外撮影、と言っても俳優達は全て国内撮影のみで却ってチープ

1973年の日本沈没で大ヒットしたので、小松左京の原作でもう一本ということだと思う
つまり柳の下のどじょう狙いです

小松左京には素晴らしいSF小説が沢山あるのになぜに本作品を選んだのか?
それはこの1974年は超能力者ユリ・ゲラーの大ブームがあったからです
あのスプーン曲げの人です
でも本作は超能力ブームに乗ったようで乗り切れてません

まあ超能力は特撮にし易いのは確か
でも映像としての派手さは皆目ないのです
だから中途半端なスパイものという程度で終わり

超能力が愛だなんて付け足しも良いところ
ガッカリの一本でした

あき240