英二のレビュー・感想・評価

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熊本で服役中のツネに面会に行くと、差し入れをよくくれる人がいるとのこと。
それは何とオヤジさん(ドラマ版での植木等)だった。会いに行く英二。

英二は広島のオジキの紹介で、ある組の世話になってたが、そこの二代目が最悪。
オヤジさんはすぐに縁を切るように言う。でも義理堅い英二はそうできない。
実はその二代目が英二の妹を酷い目に合わせたことを、オヤジさんは知っていた。

やがて二代目から中国女を当てがわれた英二。その体の傷を見て同情する。
その女を自分にくれないか聞くが拒否され、オヤジさんのもとへ逃がす。
しかし居場所がバレて殺される。怒った英二が機関銃乱射で組を襲い、壊滅させる。
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連ドラ「とんぼ」、単発ドラマ「英二ふたたび」に続くシリーズ。
何か全部、身近な人を酷い目に合わされた英二がキレて襲撃するというラストやな。

今回はそれが中国女やったわけやが、言葉も通じないのにそんなに思い入れるかなあ？
あと英二が駆けつけた時にはこの女は川を流れてた。完全に死んでるやんそれ。
なのに助けたら蘇生して最後の別れをし、そしてまたすぐ死亡。んなアホな？？

あとこの二代目、仁義もクソもない最悪のヤツの割に、最後だけやたらと潔い。
事務所を襲撃した英二が部屋に来ても、泰然自若。おれを殺せとドスを渡す。
自決しろと言われたら潔く自決。何じゃそりゃ？って思ったわ(場)

あと上記のようにオヤジさんがドラマ版と別の人になってた。そして妹まで別の人。
ドラマ版で死んだ兄弟分は石倉三郎だったが、別の役で今回も出てた(場)

ふすまに口紅を使って我愛你と書きまくるシーンが良い。人間なんだよ。みたいのが強めな内容。
愛する者を殺され、単身で敵地に乗り込んで滅ぼすのは長渕剛の映画の定番。変なとこもあるのだけれど高い演技力と勢いで最後まで見せるヒューマンヤクザ映画。