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緯度0大作戦

劇場公開日 1969年7月26日
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他愛もないSF冒険活劇…されど、夢やロマンがある!

1969年の日米合作による東宝特撮作品。

東宝特撮晩年の作品だからか、他の作品と比べると圧倒的に認知度は劣り、興行的にも失敗、かく言う自分も東宝特撮好きでありながら見たか否か記憶があやふやで、ほとんど忘却の彼方にあるが、今回たまたま機会があり見てみたら…、普通に面白いじゃん。
“SFアドベンチャー”と言うより、“空想科学冒険活劇”と称した方がぴったり。

海流調査中、博士たちは海底火山の噴火に巻き込まれ、国籍の無い船に助けられる。船が到着したのは、海図に無い“緯度0”。そこは、科学が進み、争いの無い海底世界のユートピアだったが、世界征服を企むマッドサイエンティストとの戦いが続いていた…。

童心ワクワクの設定、世界観、ストーリー。
同じ東宝特撮なら傑作「海底軍艦」を彷彿させ、ドラえもん映画の「海底鬼岩城」をも思い起こさせる。
最後まで結構楽しんで見てしまっていた。

某映画データ本では、“円谷英二の特撮が不調で失敗作”と書かれてあったが、そんな事はなかったぞ。
冒頭の海底火山、アルファー号と黒鮫号の海中戦…円谷特撮はしっかり見せ場を作る。
おそらく評価が低いのは、グリフォン、コウモリ人間、大ネズミのモンスターたち。
グリフォンとコウモリ人間は、欽ちゃんの仮装大賞レベル。さすがにあのぬいぐるみ感丸出しはね…(^_^;)
拉致された博士の娘はそのぬいぐるみを見て、ご丁寧にキャーキャー喚く。
でも、それがメインじゃないんだから、あんまり言わないで〜!(笑)

日米合作なので、従来の東宝特撮常連俳優に加え、ハリウッドスターも出演。(「第三の男」のジョゼフ・コットンら)
見ながら、今また日米合作でSF冒険活劇が作られたら…と、そんな期待と夢を抱いた。

スタッフに、製作・田中友幸、監督・本多猪四郎、特技監督・円谷英二、脚本・関沢新一、音楽・伊福部昭の“ゴールデン・チーム”。この5人が揃った最後の東宝特撮作品でもある。

人間ドラマは、基本は青少年向けだが、科学や平和を問うた大人向けの要素も。
ラストは、意味深でブラックな終わり方。東宝特撮の中でも極めて異色。

他愛もない冒険活劇と言ったらそれまで。
でもジョージ・ルーカスだって、他愛もない冒険活劇を目指して作ったのが、「スター・ウォーズ」である。
もしアナタが、まだ童心を失っていないのなら、オススメしたい作品である。

近大
近大さん / 2014年1月29日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  楽しい 単純
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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