劇場公開日 2007年10月20日

クワイエットルームにようこそのレビュー・感想・評価

全46件中、41~46件目を表示

4.5松尾スズキえらい

2007年11月22日

泣ける

笑える

楽しい

単なる精神病院の話なのだが、現代の病的な毎日が、実は、大変なことであるという警告や、女性の自立の言葉の裏の厳しい実態や、お金があっても幸せになれるとは限らないよ みたいな事や
混沌が、笑い涙入り混じって構成されてて、よかった

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nagirakenichi

5.0地続きの隔離病棟から脱出する方法

2007年11月21日

笑える

知的

傑作!!
重いテーマを軽く、コミカルに撮ったとこがすばらしいです。
内田有紀さんは、キレイなだけに始末が悪い、うざい女って役がらがとてもハマってました。
また、彼女をフォローする病院の患者たちの個性あふれる面々はキャスティングの勝利です。
作品ごとに芝居の質を変える蒼井優さんのカメレオンぶりも一層炸裂してました。それから、コモノという小心者の男を楽しそうに演じている妻夫木くんも印象に残りました。
テーマという点でいえば、精神病院からの脱出を題材にした、ジャック・ニコルソン主演の「カッコウの巣の上で」と比較して観るのも一興かも。
「松尾スズキの遺作になるかもしれない」というリリー・フランキーの太鼓判も納得の一作です。

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おかゆ

4.5これは見てよかった!

2007年11月15日

泣ける

笑える

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semingo

4.5原作は違う笑いどころアリ

2007年10月26日

笑える

悲しい

ヒロインを内田有紀が演じたことにより、サブカル色が薄まってより多くの人が楽しめる映画に仕上がったと感じた。

思いがけず良かったのが鉄雄役のクドカン。“売れっ子放送作家”という設定と本人に共通点が多いことを抜きにしても、鉄雄の自信なさげでありながらも飄々とした姿をとても魅力的に演じていた。明日香に共感できる女子は惚れてしまうかも。鉄ラブ!(鉄道ラブではない)

大竹しのぶが演じたオバサンはめちゃめちゃムカついたなぁ。あんな人絶対近くにいてほしくない。そんなオバサンをさらりと演じた大竹しのぶは本当に素晴らしい女優ですな。うむ。

原作ファン(というか松尾スズキファン)なので、本の内容がそのまま映画になってもいいかなと思っていたら、しっかり映画用の笑いどころも用意されていて嬉しかった!

精神病院とか薬物過剰摂取とか設定だけ並べると後ずさりしそうになるけど、フタを開けてみれば悩める女子のフツーの物語だという印象。本を読んだときもそう思ったけど、鑑賞後は何だかスッキリした。

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うんまるぺー

4.0頭の中が気になる

2007年10月20日

笑える

悲しい

怖い

今までに観たことない感じの作品。

笑えるのに、これ程までに重いとは…って感じです。
キャストが最高。
話の展開を読ませないのも、さすがだなと…(私がバカだっただけかもしれません。)

ラストは結構衝撃的でした。

大竹しのぶの演技力には、本当に腹が立ちました!(笑)
この邦画、おすすめです◎

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ぺけすけ

3.0オモロウて、やがて哀しき…。

2007年10月18日

笑える

悲しい

楽しい

才人、松尾スズキ監督作品。曲者キャスト達が贈る、“悩める若い女性のための人生讃歌”。最初のうちは、ただただ面白いんですが、これがなかなかどうしてホロリとさせられるんですよ。

 芸達者な面々と、キャラ立ちした監督によるコミカルストーリーだと思って観てたんですよ。現に中盤までは、随所でクスクス笑わせてもらってましたから。でも或るシーン(具体的には、大竹しのぶ演じる西野が、内田有紀演じる明日香の入院までの経緯を暴露するシーン)を境に、ガラリと映画の空気が一変。そこからは、『人間みんな、悩みを抱えて生きている。出来ればそんなモノはどこかへ置いておいて、楽しく生きていたいが、なかなかそうもいかない…』という誰もが持っている切実な思いが、スクリーンに描きだされていて、結構ズシンと胸に来ました。あっ、でもラストは明るく〆られてるんですけどね。

 主演の内田有紀は好演してますが、それ以上にこの映画は脇が凄い!大竹しのぶは相変わらず“怪演(ホント、恐いくらいハマッてる)”ですし、蒼井優ちゃんの“摂食障害患者”という役柄は、これまでの彼女とは、違った一面を見せてくれます。何より今回妻夫木クンが、クドカンの下っ端役で出演してるんですが、これが特筆すべきダメっぷり(イイ意味でね(^^;)!よくもまあこんな役やったな~って、感心してしまいました。ファンの皆さん必見です!これまで見たことのない妻夫木クンに会えますよ。で、これだけのキャラがそろいますと、一見“変な奴”に見えるクドカンが、一番マトモな人間に見えてきてしまうんですよ。このことだけでも、この映画が如何に濃い面々で演じられているかってのがわかっていただけますよね。そして、それらを1本のエンタテインメントとして撮り上げた、松尾スズキ監督の素晴しき手腕を、改めて痛感させられました。いやあ、ホントこの方“才人”です。マルチな才能ってのは、持って生まれたモンなんですかね~、羨ましい!

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mori2