劇場公開日 2014年5月10日

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「どっと疲れた」ひなぎく Marizzaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5どっと疲れた

2023年10月14日
iPhoneアプリから投稿

2人のマリエ(女の子)を主軸に物語は進んでいく。
とにかく空腹を満たすため、時にオトナ(経済的に余裕のある)にくっつき、時に畑に侵入する。
彼女たちは限られた範囲でめいっぱいのお洒落と狂ったように遊びに惚ける。
1960年代のチェコ・スロヴァキアの施策に対する、その破壊的行為が痛烈に、観るものの心を揺さぶる。
ポップでお洒落な空間演出、映像のマジックだけを切り取ると、BGC(backgroundcinema)として部屋で流しておきたいと思う一方で、その行為自体を真剣に見つめれば見つめる程、彼女たちの存在が消された世界で必死に生きる2人の姿は、やり切れないただ見つめるしかない自分の無力さを痛感するようである。

Marizza