スーパーバッドのレビュー・感想・評価
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おバカでお下劣なのにノスタルジーを感じる
女の子にモテたいアメリカの高校生(もしくは大学生)が主人公のコメディなんて好物すぎて、何を観たんだか、そして観ていないんだかわからなくなることがある。本作も、DVDスルーならTSUTAYAで借りたことがあるという錯覚に陥ってしまった。結局観ていなかったんだけど。
高校卒業間際の同級生のパーティーに誘われたセスたち。ニセのIDで酒を買ってくることがとても重宝がられるところがアメリカっぽい。そしてとにかくセスとエヴァンとフォーゲルの考えていること、行動のすべてがバカっぽい。男の子の行動原理ってこんなもんだよな。もちろんこの手の映画にありがちなお下劣さも全開だ。でも、なんか楽しくて笑ってしまう。個人的には警官2人とフォーゲルが絡んだドタバタが好きだ。
あれだけ下品な笑いが散りばめられていても、微妙にノスタルジーな気分になって彼らのことが愛おしくなるのが不思議なところ。少年時代には男友達だけでつるんでいたのが、歳を重ねるにつれ彼女のような女性と過ごす時間が増えていく。それが大人になるってことなのかもしれない。でもとっくの昔にそんな少年時代を終えている身としては、その切り替わりの瞬間に一抹の寂しさを感じてしまう。そんなことを思ってしまう、秀逸なラストシーンだった。
これ、当時DVDスルーになったのがもったいないくらいにいい映画だった。いや、こんな感想になるのは少数派なのかもしれないけど。
エミリー・ジーン・"エマ"・ストーンの隠しきれない透明感💎
この正月🎍に新宿で観たアメリカン青春おバカコメディの傑作「SUPERBAD」がエマのデビュー作品。
"全米が見つけてしまった!"😳という感じの隠しきれない品格と透明感でマジで驚いたばかり
さっきロッテントマトの速報で彼女の最新主演作品「哀れなるものたち」がゴールデングローブベストコメディ作品賞受賞🏆が流れてきた👏もう押しも押されぬ大女優
このデビュー作での彼女、一見の価値ありですよ!
大人になるって
自分の気持ちを、素直に打ち明けられる人がいるか。
もしかしたら人生で最も大切なのは、そこなんじゃないだろうか。
そんな風に思えるくらいには「良い話」だけど、ぶっとんだ下ネタはもう年齢制限まったなし。
笑いながらだんだん引いてくる感じは完全にセス・ローゲンのそれだし、
「グッド・ボーイズ」「ロング・ショット」ときて3本目に彼の本質を見た気がした 笑
絶対に家族とは見たくないけど
かつて童貞だった者として、高評価せざるを得ない傑作。
アメリカの青春映画の定番って感じ この手の映画を見るとアメリカの高...
アメリカの青春映画の定番って感じ
この手の映画を見るとアメリカの高校生活は楽しそうだなーって羨ましくなる(笑)
時の流れを感じる
13年も経つと笑えてたのも悪趣味になる。
下ネタのオンパレードは分かるけど、
生理の血の件や、
ヤバイ警察官など今となっては引いてしまう。
高校生の馬鹿なノリや、二人の友情は好きだし、
この狂った一夜は彼らの大切な宝物になるのは
僕もここまで酷くはないけど経験があるので分かるけど、
にしても行き過ぎじゃないか?と思ってしまった。
映画だから笑えば良いのかもしれないけど、
自分の10代と照らし合わせてもついて行けないところは
多々あった。
最近のコンプライアンスの規制に
慣れたのもあるかもしれない。
そもそも自分が10代の時もセックスにはバリバリ興味
あったけど、もっと可愛い物だったな。
「チンコ」「オッパイ」で永遠笑ってられる青春だったな。
ラストの主人公が友だちに送った目線。
あれだけが救いだった。
激賞
ミシェル・ゴンドリーの「グッバイ・サマー」を鑑賞し、同類であるこの映画を鑑賞。この二つの映画の共通点は青春時代は戻らないことを伝えようとしているところであると思う。
両者とも子供たちのくだらなく笑えるやり取りを交わし、観客を笑わして自分たちの子供時代を思い出させる。そして最後の最後で子供時代の終焉を見せ、悲しくもいとおしい余韻を残す。この映画は「グッバイ・サマー」よりその余韻を感じるものになってある。それは「いつかは大人にならなくてはいけない」ことを伝えているからだ。主人公たちは童貞を捨てるためお酒の調達をする。童貞を捨てるということは大人になるということ。主人公たちは大人になるためお酒を巡りすったもんだが起きる。作中悪い大人が沢山出てくる。代表例が警官二人だ。彼らは自分たちの責任を放棄している。彼らの登場により心が成長しないと大人になれないことを示している。だから主人公2人には酒の力で大人にはさせない。一歩ずつ自分たちの足で大人になっていくのと同時にもう今までの子供みたいなことはできない、もう戻れないことを伝えるラストシーンで不覚にも涙。
上質な青春映画
タイトルからただのおバカコメディかと思いきやそれだけでなく少年達の友情や成長をしっかりみせてくれるブロマンスもの。わざとらしい友情映画より余程リアルで好感が持てる。ラストのエスカレーターのシーンではこみ上げるものがあった。バカ警官2人のつまらない大人ばかりじゃないし大人になるのもそんな悪いもんじゃ無いと思わせてくれる感じ凄く好き。若き日のエマ・ストーンもすてき
マクラビンよ永遠に
大学進学を控えた三人の非モテ男子が、パーティで意中の女を振り向かせ、あわよくば童貞を捨てるべく酒を求めて彷徨する一夜を描いた物語、とこうあらすじだけを読むと莫迦のような話だが実際に視聴してみるとやはり莫迦としか言いようのない映画である。
特に練られたプロットがあるわけでも、忘れがたいワンシーンがあるわけでもないのだが、とにかく数十秒に一度は下ネタぶちかまして笑いとろうぜ、というなにかこう一種鬼気にも似た執念を感じる。
で、その執念が血肉化したのが、本作がデビュー作となるクリストファー・ミンツ・プラッセ演じるフォーゲル=マクラビンの存在であり、彼はデビュー作(撮影当時17才!当然初となる濡れ場?は母親同伴で撮影されたとか)にして、おそらくは映画史に残るだろう奇蹟的な怪演を披露している。この演技だけでも一見の価値はあるだろう。
最高の青春映画!!
アオ◯ライド?
スト◯ボ?
そんな映画、比じゃ無いですね
童貞男子高校生には、非常に共感出来る!
エロあり、笑いあり、涙あり。
タイトルに騙されちゃいけません。めちゃくちゃいい映画です!
ありがとう!!
今までで、1番イケてる青春Movie
この映画がヒットして、役者たちも売れていったんでしょう。皆、ちゃんと有名になってる。
セス・ローゲン自分自身の事を元にしてるはず。
セス・ローゲンは、素晴らしい才能の塊だと思う。
ハッピーエンドで終わるから、気持ちがイイ。し、エロいし、爽快で、笑える。
ちゃんと映画として、傑作だと思う!
ボンクラ高校生3人組の童貞喪失奮闘記&日常系での成長期
ボンクラ童貞高校生が童貞喪失の為にパーティーに初参加!
しかし条件として、成り行きで酒を買わなきゃならなくなるのだが…
果たして酒はかえるのか!?そしてパーティーで女子とヤれるのか!?
という最近だとよくある高校生ブロマンスものの金字塔的作品でしょうか?
この映画でまず特筆すべきはもはやボンクラ童貞俳優御三家ジョナ・ヒル、マイケル・セラ、クリストファー・ミンツ=プラッセの過度にリアルな演技だろう!
モテないボンクラ高校生の虚栄心や女子や怖いやつに対するキョドリっぷり、仲間内での変な序列まで完璧に表現している。
こういうのって日米関係ないんだろうな〜
ちなみにセスとエバンはぱっと見で桐島と武文を彷彿とさせる雰囲気とクラス内ポディション。
しかし、ここに出てくるボンクラは所謂女のコにモテないけど、その代わり趣味や特技がある感じには見えない、本当にただ童貞を喪失したい奴ら。そこが逆にリアルだと思う。
(なんかのめり込めるものがあれば、それはそれで最強なのだ)
そのリアルさ故、こいつらの今後も見守り続けたい!
また本作で観た者を幸せにするところ男同士の友情だろう。
主要三人のデコボコな関係、セスとエバンの文字通り愛にも似た友情…
その中でも個人的にはフォーゲルがスレイターとマイケルズと初対面から築き上げていく友情、その友情を築く上で交わされる馬鹿話やおふざけが最高!!
もうあのパトカーに乗って俺も友達になりたい!!
あらゆる男が共有できるテーマばかりですので男性は大事な友達と観るなり、一人で酒飲みながら観るも最高!
女性もタイトルに臆せず、温かい目で観てほしい!
そしてリアルな男なんてしょうもない生物だが、同じく愛でてほしい!
とりあえず一番成長したのってフォーゲルだけじゃね?w
お下品な青春映画
マイケル・セラやエマ・ストーンなどの若い個性派俳優の出世作として鑑賞。
若気の至りといった感じで無理を重ねるバカバカしい様子はナポレオン・ダイナマイトのような気だるさがあってやや中だるみ。
マイケル・セラは1人だけやや覚めた目で状況を見ていて、これがその後のJUNOなどでの抜擢に繋がったのかと思う存在感があります。
ラストは大団円で、後味は良かったです。
次世代のコメディを担う、スターの卵が集結!
もうおバカすぎて泣ける(=笑いすぎ)ほどですが、
これは『無ケーカクの命中男』等々で大活躍中のセス・ローゲンと
本作の脚本のエヴァン・ゴールドバーグの高校の頃を描いた話。
ジョナ・ヒルがセス役を、マイケル・セラがエヴァン役を演じています。
まず注目したいのは、マイケル・セラ!
顔自体は、「小朝、入ってる??」
と思ってしまう面立ちなのですが、
スタイルが良いせいか“ダメかっこいい”役をやることが多いような。
『ジュノ』ではエレン・ペイジの彼氏役、
『キミに逢えたら!』では元カノにCDを送り続ける健気なバンドマン、
『紀元1年が、こんなんだったら!?』ではジャック・ブラックに
振り回される原始人(?)と大活躍中です。
そしてジョナ・ヒルも、この作品にも出ているビル・ヘイダーと一緒に
『ナイト・ミュージアム2』、
ジョン・C・ライリー主演の『ウォーク・ハード』に出ていたりと
コメディには欠かせない役者に成長中。
ちょっとゴールディ・ホーン似のルックスと
ハスキーヴォイスが魅力的なエマ・ストーンも
『ゾンビランド』でいい味出しています☆
さらに、彼等の先輩格の二人、
ビル・ヘイダー(大好き!!)&セス・ローゲンのバカ警官コンビは最高!
バカボンのおまわりさんが実写になったのかと思うくらい^^;;
おまけ短編でもいいから、スピンオフ観たいなあ、、、
ビル・ヘイダーは、 今SNLのキャストとして活躍中ですが
ぜひぜひ辺りの若手も、 キャストとして活躍してほしいものです!
学園コメディものの隠れた佳作
『アメリカン・パイ』シリーズがヒットしないお国柄とか、主人公の一人セスが子供の頃に熱心だった秘密ノートの存在とか、まぁ国内配給が難しいのもわからなくもないけど…。でも埋もれてしまうにはあまりにももったいないコメディの佳作だと思う。
最後のエスカレーターのシーンは、自分の高校生くらいの頃と重ねてみちゃう人も多いんじゃないかな?
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