「劇場型テロの恐怖」ブラック・サンデー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0劇場型テロの恐怖

2019年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 NFLもGOODYEARもよく協力しましたね。日本では脅迫文騒ぎで公開中止(2011年に公開)になった。ドイツでの中止はミュンヘン五輪のテロに関係しているのだろう。
まるで「ジャッカルの日」のような味付けは共同脚本のケネス・ロスによるのだろう。
犯人像を異様に掘り下げるのは原作のトマス・ハリスの作風なのだろうが狂人に余り理屈をつけても始まらないしパイロットの割には爆薬にも詳しかったりリアリティに欠ける気もする。
劇場型テロ、サスペンス映画としてはフィクションと言い切れない怖さがある、ただクライマックスを盛り上げるためにあえて焦らしているのだろうが準備段階が長すぎるのが難かもしれない。

odeonza