劇場公開日 1979年7月7日

「J・ウェインの遺作」ラスト・シューティスト みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0J・ウェインの遺作

2016年5月13日
Androidアプリから投稿

泣ける

今や現代ではアメリカ人のフロンティアスピリッツは失われ、それに伴い西部劇も廃れて行くばかりだ 。

最後の死に場所とも言うべき作品を求めていた西部劇の大御所J・ウェインが巡り合ったのは、末期の癌で余命いくばくもない伝説の老ガンマンの壮絶な決闘を描いたD・シーゲルによる古き良き時代の香りを残すこの王道の西部劇だった。
自身も実際に癌に侵されていたウェインが、この時代に取り残された哀れな老ガンマンの姿とダブりました(本作の制作時には癌は完治していたが、3年後に再発し今度は帰らぬ人となってしまう)。
またJ・スチュワートやL・バコールやR・ブーンと言った懐かしのスターたちが、応援にかけつけるような形で脇を固めているのも嬉しいもんですね。

コメントする
みつまる。