劇場公開日 1992年4月11日

「ソロモンに萌えた。そして、シンプルに怖かった。」ゆりかごを揺らす手 Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ソロモンに萌えた。そして、シンプルに怖かった。

2021年6月17日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

親に勧められて、昨日、久々の午後ロー(テレ東)で観ました。

いやー、怖かった。レベッカ・デモーネイ。ちょっとニコール・キッドマンに似てるよね。
怖いんだけど、すごい優しそうな人にも見える(それってつまり、上手いってことか(笑))
吹替の戸田恵子もナイス。戸田さんが大人の女性を吹替ると、すごいセクシーだよね。アンパンマンなのに、、(笑)

「シッター」でもなく「子守」と呼ばれ、社会的地位の低い感じがひしひしと伝わってくるのは、時代ですね。しかもこれ、同居なんだよね。子守というより、「女中」に近い雰囲気。

脚本がとにかく良いなと思いました。 とくに、サプライズパーティの企画でコソコソする旦那とクレアの間にミゾができていく辺り。 クレアはその前に旦那の仕事を手伝って駄目にしたという負い目があるし、美人のシッターは自分よりしっかり者だし、チューすれば(旦那は)煙草の匂いがするし何かコソコソしてるし、、っていう。 人が疑心暗鬼に陥り、他人との間に少しずつ亀裂を生じさせていく過程が過不足なく描かれてますね。

演出もグッド。 若かりしジュリアン・ムーア(!)in温室の場面は、クッソ怖かったです(笑) タイトルど忘れして思い出せないんですが、私がイケた数少ないホラーの一つ、子供が悪魔で頭に666の数字がある、あの映画を思い出しました(笑)

お手伝いのソロモンが可愛い&可哀想すぎてソロモーン!!と(心中)叫んで泣きましたが、結果オーライってことでよかったです。

ま、でも、、あれですね。結局、わいせつ行為はたらく奴が悪いんですよ(って言っちゃうと身も蓋もないけど(笑))

yolanda