劇場公開日 1986年9月19日

「古さを全く感じさせないコメディ!」ヒズ・ガール・フライデー 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5古さを全く感じさせないコメディ!

2010年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

知的

たまたま中古屋で手に入れたが、いわゆる廉価版ではなかったため、思いのほか画質・音質ともよかった。監督がハワード・ホークスで主演がケーリー・グラントなので買ったのだが、予想外におもしろかった。私はウォルター・マッソー+ジャック・レモンの「フロント・ページ」として知っていた作品だった。こっちはリメイクだったのか・・・ 最近出たキネ旬の「オールタイムベスト映画遺産200 外国映画篇」のひとつにも選ばれていた。スクリューボール・コメディやマシンガン・トークの代名詞のような作品だ。昔の映画は、ヒッチコックの作品などもそうだが、場面転換が現在主流のカットバックではなく、フェイド・アウトが多いので、何だかえらくゆっくりしていてトロい印象だが、この映画はしゃべりも場面転換も早くて、観ている私がついて行くのがやっとのくらい。汚いあの手この手を繰り出すケーリー・グラントが最高で、まだ若くてめちゃくちゃかっこよい。ヒロインも昔の映画にありがちな女性ではなく、自立していて、なよなよしていないのも好感が持てた。

瑞