リンクレイターの一貫性には驚くばかり
青春の疾風に煽られたかのような勢いがある。夏休み前の授業が終わるや上級生が新入生に「尻バット」を振る舞うとは、何と意味不明で傍若無人な儀式なことか。しかし束の間の支配者的優越に浸った上級生の胸の中には彼らなりの悩みがあり、不安もある。そこにうまく切り込んで、様々なタイプの若者たちを織り交ぜ人間模様を、いや「世界」を描く。
ストーリーはさほど重要ではない。むしろ彼ら若者たちが自発的にこの映画の内でうごめき(そのように演出、構成し)、会話と状況の中から自ずとテーマやメッセージが浮かび上がってくる仕掛け。この有機性こそが本作の最たる魅力。
『6才のボク』と『エブリバディ〜』を経て改めて本作を観るとなぜか痛いほど胸にしみた。リンクレイターの一貫した姿勢を感じたのもあるが、単に筆者が歳をとり青春時代がノスタルジーに昇華された面もあるのだろう。かくも齢と共に味わい方の変わる映画である。
リンクレイターのアメリカン・グラフィティ。
70年代版「アメリカン・グラフィティ」でありリンクレイターの近作「エブリバディ・ウォンツ・サム!!」の前身みたいな作品。
バカ丸出しなアメリカの典型な青春群像劇って感じでとにかくバカ丸出し!?
特筆すべきは旧車、ヴィンテージ・カーの群れには目が奪われてしまう。
リンクレイターの青春映画にはその年代に流行った背景を描く感じでカルチャー描写は微妙に音楽も懐メロ感覚で無論、不良は出て来ない。
が、単純に楽しめて名の知れた役者陣の若かりし頃も見れるし100%バカな感じが面白い。
が、バカ過ぎて誰にも共感は出来ない!?
リンクレイターど真ん中
リンクレイター作品ど真ん中という感じで、いっつも時間というものにガツンと向き合わされる。
学園生活のリアリズムと音楽が最高で、桐島とかってここからインスパイアされたのではと思わざるを得ない。
原点って感じかな
リンクレーター作品のはしご。
こちらは昔の作品なので、有名俳優の若き姿を見るだけでも楽しい。
中学卒業を迎えた中学生と、最終学年を控える高校2年生の学年最終日を描く。
中学卒業の洗礼儀式があれば、コーチとの確執、淡い恋心も描かれる。これというテーマはなく、日常を切り取ったような話だが、とてもいい青春映画だ。
最高の青春映画!
酒、ドラッグ、ロックンロール!!それが全て!!最高の青春映画!何度も観たくなる作品。