劇場公開日 2013年2月16日

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「老いという熟成」八月の鯨 ucchysnowさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0老いという熟成

2013年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

年老いた二人の姉妹。海辺での静かな暮らし。淡々と続く日常。大事件は起こらないものの、しんみりと美しく、人生と死について考えさせられました。若い頃に観ていたら退屈だったと思います。人生も半ばにさしかかった今、観ることができてよかったです。

本作が遺作となったリリアン・ギッシュ、当時93歳とは信じられません。とっても可愛らしい。ベティ・デイビスは当時79歳。往年の大女優、二人ともさすがの存在感です。しかしこの年齢差でリリアン・ギッシュが妹役というところがまた面白い。

人は誰でも老いるもの。表面的なモノや美しさなど簡単に失われていく。そうなったとき、自分には何が残っているだろう。しわだらけの2人の手がしっかりと繋がれたときには涙がこぼれ、ぼんやりとそんなことを考えていました。

白髪って美しいものですね。こんなふうにしみじみと感じたのは初めてかも。

(Myブログより抜粋)

ucchysnow