劇場公開日 2009年6月20日

「スクリーンで見たからこその迫力があった」劔岳 点の記 静葉さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0スクリーンで見たからこその迫力があった

2022年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

映画館でまず視聴、後にVODで視聴した。

映画館での視聴の際は、その山の美しさと厳しさ、つまり映像美に酔いしれた。
役者さんの命懸けのシーンがあるのだが(どのようなシーンなのかは言及はあえて避けておく)、このシーンは、大きくそびえた山に対して、人間がどれだけ小さなものなのかを思い知らされる。

劔岳という山の測量をしながら頂上を目指す、日本での旧来の装備でのチームと、西洋の登山道具を備えたチームとの、山頂につくのがどちらが早いかというレースじみたことをやってもいたのだが、最後は…という感じで、このあたりは史実に基づく内容らしい。

後にオンラインサービスにてこの映画を閲覧したのだが、やはり大画面で見るがゆえの映像の迫力だったのだが、だからこそ小さな画面で見るから山の情景に圧倒されてしまって、かえって印象が薄かった(失礼)役者さん達の演技を堪能することができた。

なお、エンドロールに見られる山の美しさもさることながら、そのスタッフを「仲間たち」と表現していたのが、いかにも「山男」らしいと感じた。

静葉