ゾディアックのレビュー・感想・評価
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ちょっと態とらしい
凄くゾクゾクする描写で容赦無い。
鬼気迫る殺人描写が中々、自分好みであった。
グロテスクかというと、そう言うわけでは無いが殺人場面の唐突さ、容赦無
さが見ていてゾクゾクする。
話の筋としては
様々な情報が錯綜する中、警察も匙を投げたこの事件を
新聞お抱えの漫画家が独自に追うというもの。様々なピースがハマっていく様は手に汗握るサスペンスの王道といった体だが、二つほど微妙だと思ったことがある。
一つは警察がすでに捜査したことを主人公も後追いしているため、冗長な
迫り方をしている。これは警察サイドの捜査シーンと主人公の探偵パートを
極力被らせないようにすることで比較的上手に処理している気がしたが、
やはり同じ事件を追跡しているので得られる結論は後追いのそれであった。
二つ目は終盤でリーマーシャルの友人の家へ訪れる時、意味ありげな描写を
していたが、その後何事も無かったかのように忘れられている事だ。怖がらせるためだけのシーンとしか思えなかった。
セブンやゴーン・ガールのような感動は無かったが、実在の事件という事で
そちらに興味を持つきっかけとはなった。
退屈。
出来事を線でなぞる、そんな映画でした。
犯人を捕まえられない悔しさとかがなく、
ずっと他人事のように感じられました。
主人公が動き出すまでとても長い。
ゾディアック事件に興味があるって人は
観たらいいんじゃないでしょうか。
サスペンスを期待してる人には
オススメできません。
没入し過ぎるとつまらなく感じ、引いてみればまずまず
「セブン」に度肝を抜かれたフィンチャーフリークがこぞって言い放つ感想は「らしくない」とのことだが、映像的ホラー感の一切を欠いた作品後半の1時間(誰も死なないし手紙も届かないので若干地味)にこそこの作品の魅力があるのだと思う。
ジェイク・グレンホール扮するロバート・グレイスミスは原作の作者であり、事件の真実に最も近づく最重要人物であり、この映画の主人公でもある。一方ロバート・ダウニー・Jr(好き)扮するポール・エイブリーとマーク・ラファロ扮するデイヴ・トスキーが物語前半では主役級に脚光を浴びており、グレイスミスなんて「あ、居たの?」くらいの活躍。猟奇殺人、手紙、暗号など、観客を魅了する数々の出来事も同じく物語前半に起きるため印象深い。今までのフィンチャーっぽいし、見てて楽しい。フィンチャーフリークは万歳してたと思う。ってか、え、グレイスミス何やってんの?ジェイク・グレンホールの芝居地味じゃね?というのが私の感想。
ところがどっこい、エイブリーはあることをきっかけに新聞社を辞め、同時に映画からもフレームアウト、トスキーも謎の自作自演容疑をかけられ捜査から外される。そこからグレイスミスの逆襲。次第に取り憑かれたように事件を調べ始め、たった1人でどんどん真実に近づいていく。地味だけど、心配する妻ををシカトして事件を調べ続けちゃうところとか、子供を巻き込んで暗号解読し始めるところとかは狂気を感じる。ノンフィクションモノにありがちな「暇」みたいな展開ではなくて、グレイスミスのメンタルの変化が見事に描かれている。ひとかわ剥けましたねフィンチャーさん。
誰も死なないし手紙もしばらく届かないから展開としては地味なんだけど、グレイスミスの狂気と徐々につまびらかになる真実に、興奮する。でもやっぱり映画としては地味だし、2.5時間でいう上映時間も異常なので眠い。人にはオススメできない。俺は好きだけど。
あと観客にミスディレクションしまくる地下室のヤバイシーンがあるんだけど、ここはサービスカットっていうか往年のフィンチャー節が炸裂しましたねありがとうって感じ。
「映画だしね」みたいな気持ちで観てると面白いんだけどあんまり没入し過ぎると「昔の警察ザル過ぎるだろ…」みたいな気持ちになってきて気がきじゃなくなるのでオススメしません。ムカついてきます。普通にさっさと捕まえろよ…と。筆跡と指紋だけが科学ではありませんよ。
フィンチャーとしては地味
実話の未解決事件なのでスッキリ解決は無く映画のオチがドウなるのか?
ストーリーにLOOKが地味だがフィンチャーの色はチャント出ている。
インパクト大なゾディアック事件に関わった多種多様な人々に演じるキャスト陣にフィンチャーと70's〜サイケなロックが素晴らしい。
人間ドラマ
ミステリーではないですねw
多少はありますが、そこがメインではない。
事実をもとにしていて、さらに未解決事件らしく、あくまでこの映画は答えのひとつ、という感じ。
若干の煮え切らない感がありますが、それでも面白かった。
後、役者が僕好みw
「セブン」のときもそうでしたが、 監督のフィンチャーは、こういう薄...
「セブン」のときもそうでしたが、
監督のフィンチャーは、こういう薄気味悪い事件の描写が最高にいいと思う。
なんていうんですか緊張感。
ゾディアック事件はアメリカで本当にあった未解決の殺人事件なので
結局映画の中でも未解決で終わってしまったのでそれが物足りなかった。
ノンフィクションの未解決事件
だからキレイな終わり方はしなかった
捜査の過程を語るのに重視した作品、忠実な再現を目指していた印象をうけた
終盤に出てきた地下室のある家に住んでいた怪しい人物はめちゃ怖かった
R.ダウニーJr.の堕落ぶりは見事。そんで似合ってた笑
未解決事件の難しさ
映画としては評価は2ぐらい。
全然解決しなく、最後でやっと結末がわかるという。早く結果を知りたいって思ったりワクワクする展開は皆無。
でも映画で言ってた通りに事件は簡単に解決できなきない。
映画だったら捕まえてるかもな
ってすごく感じました。
証拠や実証がないと令状がとれなく捜査はできない。
けどほかは全て一致しているのに逮捕ができない。
もしかしたら現実世界そういう事件は多いのかもしれないとこの映画をみて思いました。
そういう意味を込めるとこの映画の大切さや評価はあがると思います。
意味のある映画。
じっくりとしている
猟奇ものでも「セブン」とは趣も作りも違うので、派手なエンタメ性を求める方は、肩透かしをくらうかもしれません。それでも、ゾディアックの殺しの方法は、じわじわくる気持ち悪さがあります。
作りは丁寧なので、じっくりと鑑賞はできますが、尺が長いのとびっくりする様な展開はないので、単調に感じられる方もいると思います。
実際の事件を扱う難しさ
実際のしかも事実がわかってない事件を題材にするのは難しい。そりゃそうだ。実際、この映画で犯人とした人はDNA鑑定で違うことが判明してしまった。
でも、この映画は真実を追究するというより、ゾディアック事件にとりつかれた人々の生き様と、現実は映画や漫画のように都合良く解決しないって事を描いていて、映画としての意義は残ってると思う。
気持ちが悪い、、、
なんとなくセブンと同じ感じなのかなーと軽い気持ちで見たものの、、、リアルすぎる。
殺し方、登場の仕方、苦労、恐怖、街並みなど細部まで事細かく描かれています。
疲れた、、、会話も多いし、中だるみというかぐったりする時間がある。
じわじわと渋い映画です
なんだかんだいって、デヴィッド・フィンチャー監督作品は好きな方でして、見逃していたこちらを観てみました。
すでに大まかには事件のことも分かっているし、ゾディアックが誰なのか分からないままであるということも分かっているので、どこまでこの映画を面白くできるのか懐疑的であったわけですが、そんな不安もなんのその、緊張感の持続する、とてもよくできた作品でした。これで映画を撮ろうと決意できたこと自体がすごいですよ、ホンと。
下手に過剰なサスペンス感を出すこともなく、じわり、じわりと犯人に迫っていく様子は、なんだかとてもリアルで、情報が錯そうして訳が分からなくなる感覚もまた、実際の人物たちの気持ちを表しているかのようでした。
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