劇場公開日 2007年6月16日

「ちょっと態とらしい」ゾディアック shosho5656さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ちょっと態とらしい

2018年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

凄くゾクゾクする描写で容赦無い。

鬼気迫る殺人描写が中々、自分好みであった。

グロテスクかというと、そう言うわけでは無いが殺人場面の唐突さ、容赦無
さが見ていてゾクゾクする。

話の筋としては
様々な情報が錯綜する中、警察も匙を投げたこの事件を
新聞お抱えの漫画家が独自に追うというもの。様々なピースがハマっていく様は手に汗握るサスペンスの王道といった体だが、二つほど微妙だと思ったことがある。

一つは警察がすでに捜査したことを主人公も後追いしているため、冗長な
迫り方をしている。これは警察サイドの捜査シーンと主人公の探偵パートを
極力被らせないようにすることで比較的上手に処理している気がしたが、
やはり同じ事件を追跡しているので得られる結論は後追いのそれであった。

二つ目は終盤でリーマーシャルの友人の家へ訪れる時、意味ありげな描写を
していたが、その後何事も無かったかのように忘れられている事だ。怖がらせるためだけのシーンとしか思えなかった。

セブンやゴーン・ガールのような感動は無かったが、実在の事件という事で
そちらに興味を持つきっかけとはなった。

shosho5656