グッバイ、レーニン!

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劇場公開日:

解説

東西ドイツ統一を背景に、時代の変化に翻弄されながらも心の絆を保とうとする家族の姿を、ユーモアを交えて描いたヒューマンドラマ。

1989年、ベルリンの壁崩壊直前の東ベルリン。青年アレックスの母クリスティアーネは夫が西側へ亡命して以来、東ドイツへの強い愛国心を抱くように。ある日、反体制デモに参加して警察と衝突しているアレックスの姿を目撃したクリスティアーネは、ショックで心臓発作を起こし昏睡状態に陥ってしまう。8カ月後、彼女は奇跡的に目覚めるが、その時には既に東西ドイツは統一されていた。もう一度強いショックを与えれば命取りになると医師に忠告されたアレックスは、母の周囲を統一前の状態に戻し、社会の変化を隠し通そうとするが……。

ダニエル・ブリュールが主人公アレックスを好演し、彼の出世作となった。2003年・第53回ベルリン国際映画祭で最優秀ヨーロッパ映画賞を受賞。音楽は「アメリ」のヤン・ティルセン。

2003年製作/121分/ドイツ
原題:Good Bye Lenin!
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2004年2月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第61回 ゴールデングローブ賞(2004年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画評論

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映画レビュー

2.0夫に追随して亡命しなかった母親が共産主義社会をリードする立場になった説明が…

2024年2月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

体制が変わった中で、昏睡状態から目覚めた
人への取り繕い、という、
何か別の作品でも観たことのあるような話
なのだが思い出せないまま、
特異な設定に興味を引かれ鑑賞した。
特に、それが興味深いドイツ統一に向けての
東西ベルリンでの出来事でもあったので。

タイトルからすると、
何かコミカルな展開の作品なのかなと思い
観始めたが、至って奇をてらう事の無い作風
の映画だった。

しかし、上映開始早々に、
本来は順序立てて真実を母親に説明すべき
ところを
“何を面倒なことを”
との思いが私を支配してしまったため、
ひとつひとつの息子の手配に
いらつき感が生じてしまい、
なかなか作品の世界に
没入出来なくなってしまった。

母親は最後の最後には、息子の恋人から
真実を告げられていた訳だから、
息子の横顔をしみじみ見つめるシーンは
彼女の感謝の気持ちを表したものなのだろう
が、それはこの作品の主題としては
かなり大切な場面なのだろうから、
もう少し時間も割いて上手く演出・編集して
欲しかったと残念に思えた。

また、決定的に私が解らないのは、
母親は夫と共に亡命する気持ちがいくらかは
あって一度は同意したはずなのが、
それが自らの意思で
夫に追随することを止め、何故か
東ベルリンで共産主義社会をリードする立場
になった、とした前提だ。
一体何故なのか。
何故心変わりしたのか。
それは、息子達が取り繕いに奔走する
大前提で、
真実を知った母親が息子への感謝の念
息子の横顔を見つめるシーンにも関連する
重大な要素ではないだろうか。
そんな説明が無いことがこの作品への理解を
妨げてしまったようだ。

ベルリンの壁崩壊からドイツ統一という
重大な歴史ポイントを背景にした作品で
興味津々だったが、
残念ながらドイツ国民ではない私には
映画の中で示される東西ドイツ双方の
細部の相違点への無理解も含め、
前記の疑問点もあったことから
なかなか評価出来ない作品と
なってしまった。

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KENZO一級建築士事務所

2.0ホンマかいな・・

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.5社会主義⁈

2023年8月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
りか

4.0どこまで嘘を貫き通せるか

2023年5月22日
PCから投稿

病気で倒れた母を刺激しないように。
「ベルリンの壁が崩壊」なんかしていないって!。

そのアイディアの奇抜さと。
一生懸命に細工する息子の、母親思い。

壁崩壊後のドイツがどうだったかをも知れるのが、なおよろし。

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ゆき@おうちの中の人
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