劇場公開日 1991年7月13日

「発想がチープで演出が下手」シザーハンズ 松本ヒトシネマさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5発想がチープで演出が下手

2022年8月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

案外と、古い映画ですね。
ジョニーデップ&ティムバートンの世に出るきっかけともなった作品みたいです。

見終わったときに心にこみあげてくるこの感情は何でしょう。悲しく切なく、それでいてとても後味の良い映画です。

ただ、発想はチープです。絵本を開いて読んでいるそんな感覚です。もう少し幼い頃にこの映画を見たかったですね。

演出面も残念な点が多いです。一番気になったのはエドワードとキムの恋愛描写が弱い点でしょう。ふっと火がついてふっと燃え上がった感じでしょう。エドワードが寡黙であるだけに視聴者にその感情は伝わりづらいです。
ジョニーデップの表情の演技も確かに上手いですがそれ以上に演出の努力が無さすぎますね。あまりに急すぎて、序盤はエドとキムのおかんがくっつくと思って見てました。
これはミスリードでなく明らかに演出の下手さゆえでしょう。

ロロノアゾロ