ザ・ブルード 怒りのメタファー

劇場公開日:

解説

夫婦間や親子間の亀裂というテーマとともに、驚愕の科学実験が生んだ凄惨な恐怖を描いたデビッド・クローネンバーグ監督のホラー。幼少期に受けた虐待が原因で神経症を患うノラは医師ラグランの診療施設に入院する。しかしノラの夫フランクは彼女を隔離し面会させないラグランに不信感をいだく。一方、ラグランは人間の怒りを実体化する実験を行なっていた。ノラの体にできた腫瘍から異形の群れが現れ、やがて復讐を開始。ノラとフランクの娘キャンディスにも危険が迫る。2013年、クローネンバーグ監督の新作「コズモポリス」(12)公開にあわせた特集上映「コンセプション オブ デヴィッド・クローネンバーグ 受胎」でリストア版が公開。

1979年製作/91分/カナダ
原題:The Brood
配給:コムストック・グループ
劇場公開日:2013年4月13日

その他の公開日:1987年6月6日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1979 THE BROOD FILM INC.

映画レビュー

2.5出来の悪いクリーチャー系ホラー?基本的な設定が雑。

2024年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Fate number.9

4.0精神と肉体の変容

2023年8月21日
iPhoneアプリから投稿

クローネンバーグ作品はいくつか見てきたが、クライムズオブザフューチャーを見たタイミングで本作も視聴。

緊張感のあるドラマが続き、低予算映画ながら最後までしっかり楽しめた。

精神と肉体の連続性や、その変容はクローネンバーグ作品の永遠のテーマだ。本作でもそのベースの部分は変わらない。
ただ、個性的なのは"怒り"が"腫瘍"として肉体に現れ。さらにその腫瘍が本人の意思から独立して動き出すという点だろう。

この発想は今見ても非常に斬新で、そのビジュアルもあいまって驚かされた。
考えようによっては、精神を病んだ患者の負の感情を"腫瘍"として摘出すれば回復するのではないだろうか? そんな事まで考えてしまった。これもある種の進化なのかもしれない。

肉体と精神が深く繋がっているのは誰もが認める所だろうが、それを飛躍させた本作のストーリーはクローネンバーグにしか生み出し得ないものだろうと思う。
嫌な予感しかしないエンディングも含めて印象的な作品だった。

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ジョイ☮ JOY86式。

4.0こちらの作品(クローネンバーグ)は好みでした。

2021年3月17日
PCから投稿

ブルード…ブルードズじゃん。気持ち悪い。ラスト、そうかなぁと思ったけどゾワッとして良かった。

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Oyster Boy

3.5なんなんだこの世界観

2019年5月16日
iPhoneアプリから投稿

これがB級というものなのか…!これを面白い!って絶賛すれば超映画を知ってる人みたいになれる!意味のわからなさも含めて楽しめた笑

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齋藤直紀
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