劇場公開日 1999年12月18日

「松田龍平がえっち」御法度 どすこいたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0松田龍平がえっち

2024年5月12日
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鑑賞方法:VOD

興奮

萌える

だめだ。レビュー書きたいのに「松田龍平がえっち」しか出てこない(笑)え?そういう映画で合ってる?そういう観方でいいの?ヤッター!!

衆道については江戸時代くらいまでにあった男同士のえっちなやつでしょ?くらいの知識しかないアンポンタンですが、知識なんていらなかったです。松田龍平演じる加納惣三郎が画面に出てきた瞬間、頭バカになっちゃうんですから。とんでもねぇ破壊力だ。

現代で言うところのBL要素はある…かな?ちょっと病んでる系のBLが好きな人は楽しめるかも。妖しい表情、男を惑わす仕草、まさに魔性。甘ったるいセリフとかは期待しないほうがいいです。彼らは侍です。

脇を固める俳優陣がこれまた豪華!ビートたけし、浅野忠信、武田真治、トミーズ雅、更にはちょい役で神田うのに寺島進!的場浩司まで…!中でも素晴らしかったのが坂上二郎。結構重要な役どころですが、見事に演じております。長回しで小話を披露する場面は落語家ばりに惹きつけられます。オチまでつけて…坂上二郎って落語もやってたんですか?

音楽は坂本龍一。これも素晴らしい。作品全体を通して醸し出される妖しさは、この音楽なくしてはありえません。あ!あと照明も見どころの一つです!

ひたすら松田龍平に魅了される作品。まさに、作中の隊士達と同様に、惑わされ、翻弄され、心を乱されるのです。

どすこいたろう