劇場公開日 2005年10月1日

シン・シティのレビュー・感想・評価

全43件中、41~43件目を表示

4.5モノトーンの凄み

2009年7月13日
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

とにかくスタイリッシュな映像に打ち抜かれた。
そんな感じです。

モノトーンを基本とした(一部を除く)斬新な映像表現はそれだけで見る価値が十分にあります。
陳腐な言い方ですが、アメコミをそのまま映像化した感じです。

豪華俳優の共演、ハードボイルドなストーリー、斬新な映像・・・

絶対に一度は観て欲しい作品ですね。

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だいすけ

4.0オタクの熱意が実現させた、上物のアメコミ・フィルム・ノワール

2008年5月17日

笑える

楽しい

興奮

 ロバート・ロドリゲスが、“映画一作品につき、クレジットできる監督は一人”というルールにこだわる全米監督協会を脱退してまで原作のフランク・ミラーを共同監督に迎え入れた本作は、言うなればオタクの夢とリスペクトが成し遂げた極上のアメコミ・フィルム・ノワールだ。

 悪徳の街シン・シティを舞台に繰り広げられる3つのエピソードは、いずれも自分が愛したファム・ファタールのために命をかける熱い男の物語。ほぼ全編がモノクロで語られるため、時折挿入されるカラーのシーンが鮮烈な印象を残す。また、かなり暴力描写が激しい作品ではあるが、血の色さえモノクロで表現されているので、気にならずに楽しめるだろう。

 そして言うまでもないかもしれないが、本作の最大の魅力はその豪華キャスト。先述したように暴力性の高い作品なだけに、自分のキャリアに傷がつくのを恐れる俳優がいても不思議ではないが、主役・脇役を問わずに本作のキャストが、みなフランク・ミラーの描く世界の住人になろうとプロの仕事をしている。もっとも彼らが作品に参加したのも、ロドリゲスの本気を感じ取ったからだろう。リメイクと続編ものばかりが闊歩する現在のハリウッドにおいて、そのオリジナリティが光る稀有な1本だと思う。

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ダース平太

4.0フランク・ミラー的美学満載☆

2008年5月3日

楽しい

単純

興奮

○この映画をみるまでフランク・ミラーのことはよく知らなかったけど、モノクロの二色だからこそできる斬新な表現、殺人鬼なりの美学(イライジャ・ウッド)、中年男の有終の美(ブルース・ウィリス)に目が釘付けになりました!!

○今までのカラー映画、フツーの映画に慣れた目にはこの映画は新しい世界観を打ちたててくれたように思われました。

○300でも感じたのですが、黒と白、醜と美、とコントラストを極端にまで感じさせてくれて、そこが自分には子供向けの童話が時としてすごく残酷であったりするような意味での、“凄み”を肌で感じました。

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miho