劇場公開日 2004年4月29日

「この校長どこかで・・・あ!アダムスファミリー2の殺人ベビーシッター...」スクール・オブ・ロック 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0この校長どこかで・・・あ!アダムスファミリー2の殺人ベビーシッター...

2024年1月31日
PCから投稿

この校長どこかで・・・あ!アダムスファミリー2の殺人ベビーシッター!(笑)。変わらないわぁ~♪良いキャラしてる。

【コイツが理想の先生?疑問】
確かに、生徒たちの知らないワクワクするようなコンテンツを教えてくれて、一緒にバンドまで組んでくれる先生がいたら素敵ですよ。
でも、主人公のデューイ先生がリードヴォーカルはダメでしょ。生徒に渡してあげて欲しい。

結局最後まで、生徒をダシに自分の夢を叶えたいだけの自己満オヤジにしか見えず、なんか私は冷めた。

私、男の子っぽいやんちゃな人を、かわいく思えないタチなのかな(^^;)。

生徒たちもあまり自主性が無いというか、与えられた楽器や役割をただ楽し気にまっとうしているだけに見えてしまった。
彼らの変化から、ロックンロールを感じない。
とくにマネージャー役のサマー。
デューイをつるし上げ、バンドの授業を廃止しようとする両親たちに、何も言わないのは何故?
「彼の教職偽装は罪、でも、私たちが成し遂げようとしているバンドは素晴らしいものよ。そのためにデューイ先生が必要なの。お父さんたちもライブ観に来て!」
と機転働かせてひと演説ぶてば、バンドを守るマネージャーとしての面を見せられたのに。
賢そうな彼女なら、そのくらいできたはず。

とってつけたような後日談でも、人物たちの魅力の無さはぬぐい切れず。
居候先のカップルはナマナマしくて良かった。

雨丘もびり