劇場公開日 2007年3月17日

「夜の博物館は、そりゃ~もお大騒ぎさ(^^;!」ナイト ミュージアム mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5夜の博物館は、そりゃ~もお大騒ぎさ(^^;!

2008年5月29日

笑える

楽しい

単純

 “春休み映画”っていうと、何故か昔っからファミリー向けの映画が多いような気がするんですが、この映画も、親子連れなんかで観に行くには、ホントぴったりだと思います。とにかくとっても楽しいですから!

 子供の頃、思ったことありませんでしたか?『夜の学校って、恐いけどどんな風になっているのか、探検してみたいな~』なんて。この映画は、そんな好奇心(まあ、舞台は学校ではなく博物館なんですが、ニュアンスはわかってもらえますよね!)を見事に満喫させてくれます。『博物館の展示物が動き出す…』このシチュエーションが、とにかく観ていてとても楽しい!そして『次はどうなるんやろ?』って、妙にワクワクしたりして…、吾輩ホント童心に帰ったような気持ちでスクリーンに見入っておりました。前述したように親子で観に行くには、子供のみならず親も楽しめるという点で、この映画は文句なしだと思います。

 キャスティングもなかなかツボを抑えてあって、“おバカ全開俳優(^^;”ベン・スティラー(今回は、結構真面目に、いいパパです)をはじめ、あの「チキ・チキ・バン・バン」のディック・ヴァン・ダイク!それにカメオ(ノー・クレジット)で、ベンの親友でもあるこんな人も出てきます(何で、今回カメオなのかな?)。そしてこの映画で最も素晴しい演技を見せてくれるのは、名優・ロビン・ウィリアムズ!本作でのロビンは、彼の真骨頂ともいうべきユーモアと愛情に溢れた、コミカルで優しいその豊かな表情と達者なトークで、観る者をスクリーンに釘付けにしてくれます。いやあ、本当に素晴しい。何か、こんなに生き生きとした彼を見るのは、久々なような気がします。やっぱりロビンは、こうでなくっちゃ!

 子供にとって父親とは、どんな時でもヒーローなんですね。だから子供の前では失望させるようなことは出来ない…。この映画を観て、そんなことをつくづく感じさせられました。吾輩はキチンと出来てるかな?今一度チェックしてみようと思います。

mori2